- 32歳の女性。病院の薬剤師。夕方に職場で急に倒れて外来の処置室に搬入された。2年前からBasedow病で内服治療中であり1週前のFT4値は基準範囲内、体重もBasedow病の発症前より増えていた。本日も昼過ぎまでは元気に働いていた。身長 158cm、体重 62kg。体温 36.2℃。脈拍 104/分、整。血圧 138/64mmHg。呼吸数 14/分。呼びかけに反応しない。甲状腺腫を触知しない。全身に発汗が著明である。胸腹部に異常を認めない。血糖簡易測定で測定感度以下だったため、インスリン測定用の血液を採取してからブドウ糖を静注したところ覚醒した。
- 鑑別診断を進める上で、採取した検体で追加して測定すべき項目はどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 33歳の女性。未経妊。無月経を主訴に来院した。初経13歳。月経周期は不規則であり、29歳以降無月経となっていたがそのままにしていた。身長 161cm、体重 58kg。脈拍76/分、整。血圧 114/74mmHg。胸腹部と四肢とに異常を認めない。恥毛は正常女性型。血液生化学所見:血糖 86mg/dL、TSH 1.3μU/mL(基準 0.4~4.0)、LH 2.0mIU/mL(基準 1.8~7.6)、FSH 6.4mIU/mL(基準 5.2~14.4)、プロラクチン 79ng/mL(基準 15以下)、FT4 0.8ng/dL(基準 0.8~1.8)、コルチゾール 10ng/dL(基準 5.2~12.6)、エストラジオール 15pg/mL(基準 25~75)、IGF-I 155ng/mL(基準 93~236)。頭部造影MRIのT1強調冠状断像(別冊No. 30)を別に示す。
- この患者にみられる可能性が高いのはどれか。
[正答]
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[★]
- 介護老人福祉施設において多数の入所者が嘔吐と下痢とを発症した。複数の患者の糞便試料からPCR法によって原因ウイルスが同定された。
- 感染の拡大を抑えるために適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A057]←[国試_109]→[109A059]
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