- 53歳の女性。2回経妊2回経産婦。不正性器出血を主訴に来院した。50歳で閉経。3か月前から少量の性器出血が出現したため受診した。内診で子宮は鶏卵大で、右付属器が手拳大に腫大していた。血液生化学所見:LH 4.8mIU/mL、FSH 0.1mIU/mL未満(基準閉経後 30以上)、プロラクチン 4.8ng/mL(基準 15以下)、エストラジオール 270pg/mL(基準閉経後 20以下)、プロゲステロン 0.3ng/mL、CEA 0.9ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 40U/mL(基準 37以下)、CA125 11U/mL(基準 35以下)。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め、子宮内膜生検で子宮内膜増殖症を認める。摘出した右卵巣腫瘍のH-E染色標本(別冊No. 21)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A043]←[国試_109]→[109A045]
★リンクテーブル★
[★]
- 30歳の女性。下痢と血便とを主訴に来院した。1か月前に東南アジアを旅行した。5日前から繰り返す下痢と粘血便とが認められるようになったため受診した。体温 37.0℃。血圧 118/62mmHg。腹部は平坦で、左下腹部に圧痛を認める。糞便検査とともに行った下部消化管内視鏡検査で結腸に発赤とびらんとを認めた。結腸粘膜生検のH-E染色標本(別冊No. 22A)とPAS染色標本(別冊No. 22B)を別に示す。
- 第一選択として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A044]←[国試_109]→[109A046]
[★]
- 23歳の女性。卵巣嚢腫の精査を目的に来院した。月経は28日型、整。2週前の職場の健康診断で腹部超音波検査を受け右卵巣嚢腫を指摘された。自覚症状はない。内診で径5cmの軟らかい右付属器腫瘤を触知し、可動性は良好で圧痛を認めない。右卵巣の経腟超音波像(別冊No. 20)を別に示す。
- この腫瘤への対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A042]←[国試_109]→[109A044]
[★]