- 30歳の男性。独身。半年後にA国への転勤が決まったため、渡航についての助言を求めて来院した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。A国は、平均寿命は男性 58歳、女性 60歳。乳児死亡率(出生千対) 52。主な死因はHIV感染症、肺炎、下痢性疾患およびマラリアである。公衆衛生上の脅威となるような感染症の流行情報はない。
- 助言の内容として適切なのはどれか。
- a 渡航を中止する。
- b HIV抗体検査を受ける。
- c 予防接種の計画を立てる。
- d 渡航について保健所に届ける。
- e 抗マラリア薬の服用を開始する。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 84歳の女性。息苦しさと発熱とを主訴に家族に伴われて無床診療所に来院した。昨夜から元気がなかった。今朝から息苦しさと発熱とが出現したため受診した。5年前と2年前とに脳梗塞を発症し、要介護2と認定され訪問診療と訪問介護とを受けている。1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、入浴および着替えには一部介助が必要である。最近は食事のときにむせることが多くなった。体温 38.6℃。脈拍 104/分、整。血圧 88/54mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 89%(room air)。口腔内と皮膚とは乾燥し、右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。
- まず行うべき対応として正しいのはどれか。
[正答]
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- ある工場の作業者において、過去5年間に16名の肝癌による死亡が確認された。死亡数が全国と比較して多いかどうかを知るために標準化死亡比を求めることとなった。
- 算出に必要な情報の組合せはどれか。
- 全国のデータ この工場の作業者のデータ
- a 年齢階級別人口 年齢階級別肝がん死亡率
- b 年齢階級別肝がん死亡率 年齢階級別観察人年数
- c 年齢階級別肝がん死亡率 年齢階級別肝がん死亡率
- d 年齢階級別肝がん死亡数 年齢階級別観察人年数
- e 年齢階級別肝がん死亡数 年齢階級別肝がん死亡率
[正答]
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