- 61歳の女性。無表情、無関心で元気がなくなったことを心配した家族に伴われて来院した。半年前から毎日、同じ時間に寝て起き、必ず同じ経路を散歩し、同じ料理しか作らず、他の家事をしなくなってきた。夫が注意しても平気な態度を示す。夫は「些細なことで急に怒り出すこともあって、人が変わってしまったようだ」と言う。診察室に入った途端に、自分では困ったことはないと挨拶もせず帰ろうとする。問題行動についての質問には返答しない。明らかな記銘力の低下を認めない。神経学的所見を含め身体所見に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I042]←[国試_109]→[109I044]
★リンクテーブル★
[★]
- 15歳の男子。夜間の異常行動を主訴に母親とともに来院した。2週前、午前1時ころ患者の部屋で大きな音がしたため母親が確認に行くと、患者がうつろな眼差しで部屋の中を歩いており、目覚まし時計が床に転がっていた。手をつかもうとすると急に暴れ始め抑え切れなかったため父親を呼びに行き、部屋に戻るとベッドの中で寝ていた。翌日に確認すると「夜の10時半ころから朝までぐっすり寝ていた」と述べ、昨夜の出来事を全く覚えていなかった。昨晩も同様の状態がみられたため受診した。身体所見、血液生化学所見および脳波所見に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I043]←[国試_109]→[109I045]
[★]
- 29歳の初妊婦。妊娠35週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠34週まで特に異常を指摘されていない。数日前から胎動が少ないような気がするため受診した。腹痛の自覚はない。身長 162cm、体重 64kg(非妊時 57kg)。体温 36.5℃。脈拍84/分、整。血圧 120/78mmHg。子宮底長 32cm、腹囲 87cm。下腿に浮腫を認めない。ノンストレステスト(NST)実施時の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 10)を別に示す。
- 今後の方針として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I041]←[国試_109]→[109I043]
[★]