- 79歳の男性。呼吸困難のため搬入された。10年前から高血圧症、脂質異常症および2型糖尿病で加療中である。1年6か月前に急性心筋梗塞を発症し、左前下行枝の完全閉塞に対しカテーテル治療を施行された。その後、抗血小板薬、利尿薬およびβ遮断薬を投与され、日常生活で心不全の症状を認めなかった。数日前から労作時の息切れを自覚し、数時間前から安静時にも強い呼吸困難を生じたため救急搬送された。意識は清明。脈拍 104/分、整。血圧 154/102mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。心尖部を最強点とするIV/VIの収縮期雑音を聴取する。両側の胸部にcoarse cracklesとwheezesとを聴取する。血液生化学所見:AST 22IU/L、ALT 19IU/L、LD 218IU/L(基準 176~353)、CK 52IU/L(基準 30~140)、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 952pg/mL(基準 18.4以下)。胸部エックス線写真(別冊No. 5A)と心エコー図(別冊No. 5B)とを別に示す。
- 呼吸困難の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の男性。右頸部腫瘤を主訴に来院した。2か月前から右頸部腫瘤が増大し、1週前から発熱が出現したため受診した。体温v38.2℃。右頸部と左鎖骨上窩とに径3cmの圧痛のないリンパ節を2個触知する。頸部リンパ節生検で、びまん性大細胞性B細胞型リンパ腫と診断された。PET/CTでは右頸部、左鎖骨上窩および縦隔に取り込みを認めた。
- 治療開始に際して適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 治療は無菌室が空くのを待ち行う。
- b 挙児希望であったので精子保存をする。
- c 病状の説明に主治医の他に看護師も同席する。
- d 後方視的臨床研究の結果をもとに治療計画を立てる。
- e セカンドオピニオンを希望したので自分の父親が経営する病院を紹介する。
[正答]
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- 35歳の女性。未経妊。挙児を希望して来院した。月経周期は28日型、整。基礎体温は二相性。既往歴に特記すべきことはない。経腟超音波検査で子宮に異常を認める。子宮卵管造影像(別冊No. 4)を別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109B046]←[国試_109]→[109B048]
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