- 74歳の男性。脳梗塞で入院中である。1か月前、四肢麻痺にて緊急入院し、脳幹梗塞と診断された。入院中に肺炎を発症し、抗菌薬にて治療後に回復期リハビリテーション病棟に転棟した。転棟時、意識は清明。不全四肢麻痺のため車椅子への移乗と食事とに介助を要する。体温 36.4℃。血液所見:赤血球 421万、Hb 13.4g/dL、Ht 42%、白血球 6,400、血小板 21万。胸部エックス線写真に異常を認めない。転棟前に実施した喀痰培養でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)陽性が判明した。リハビリテーションは訓練室で実施している。
- この患者への対応で誤っているのはどれか。
- a 院内で情報を共有する。
- b リハビリテーションは継続する。
- c バンコマイシン点滴静注を開始する。
- d 食事介助の際にマスクとガウンを着用する。
- e 使用したティッシュペーパーは感染性廃棄物とする。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 56歳の男性。褥瘡の治療のため入院中である。38歳時に交通事故で脊髄を損傷し完全対麻痺となり、車椅子の生活である。自分で車を運転し営業職に就いている。3か月前から褥瘡に対し外来治療を継続していたが、悪化したため手術目的で入院した。術前に、手術の概要と術後1週はベッド上安静が必要であることを説明したところ、ベッド上安静になると筋力が低下し車に乗れなくなるので困るといって術後の安静を拒否した。
- 患者の心理的状態に配慮した対応はどれか。
- a 強制退院とする。
- b 車の運転は可能であると保証する。
- c 車の運転をあきらめるよう説得する。
- d 現在の生活状況について詳しく話を聞く。
- e 褥瘡感染から敗血症になった事例を説明する。
[正答]
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- 19歳の男性。鼻汁と咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から透明な鼻汁が多く、咽頭痛とともに少し咳が出るため受診した。痰は少量で透明な色調である。軽度の頭重感があるが食事は普通に摂取できている。同居している家族も同様の症状を呈している。既往歴に特記すべきことはない。体温37.3℃。咽頭に軽度発赤を認める。頸部リンパ節を触知しない。呼吸音に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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