- 50歳の女性。職場の健康診断で血尿を指摘され来院した。9年前に顕微鏡的多発血管炎と診断され、プレドニゾロンとシクロホスファミドとを2年間内服した。顕微鏡的多発血管炎は寛解し、この7年間はプレドニゾロンとシクロホスファミドとを服用していない。頻尿、排尿時痛および残尿感はない。尿所見:蛋白(±)、潜血3+、沈渣に赤血球 30~50/1視野、赤血球円柱と白血球とを認めない。
- まず施行すべき検査はどれか。2つ選べ。
- a 尿培養
- b 尿細胞診
- c 血清IgA測定
- d 膀胱内視鏡検査
- e 尿中β2-マイクログロブリン測定
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 74歳の男性。下腹部痛を主訴に来院した。半年前から尿線が細くなり、頻尿と残尿感とを自覚したため自宅近くの医療機関で内服治療を受けていた。明け方から尿意はあるが排尿できず下腹部痛も伴ってきたため受診した。高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。2日前から感冒様症状を自覚し市販の総合感冒薬を服用している。身長 164cm、体重 58kg。体温 36.8℃。脈拍 88/分、整。血圧 144/88mmHg。呼吸数 16/分。下腹部に弾性軟の腫瘤を触知する。直腸指診で小鶏卵大で弾性硬の前立腺を触知し、圧痛を認めない。導尿によって症状は改善した。
- この患者の排尿状態の悪化に関連したと考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 38歳の男性。健康診断で尿蛋白と尿潜血とを指摘されて来院した。身長 174cm、体重 72kg。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/88mmHg。尿所見:蛋白2+、潜血3+。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.8g/dL、IgA 330mg/dL(基準 110~410)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 7.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、ASO 180単位(基準 250以下)、MPO-ANCA 20EU/mL未満(基準 20未満)、抗核抗体 陰性、CH50 25U/mL(基準 30~40)。同意が得られず腎生検は施行していない。
- 腎機能低下のリスクファクターとなるのはどれか。3つ選べ。
[正答]
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