- 75歳の女性。主婦。右手指のしびれ感を主訴に来院した。3年前から特に誘因なくしびれ感が出現した。1か月前から朝方に手のしびれ感が強くなり目が覚めるようになった。さらにシャツのボタンがかけにくくなったため受診した。右母指から環指橈側にかけて軽度の感覚鈍麻を認め、二点識別覚は10mm以上である。掌側手関節部を叩打すると示指に走るようなしびれ感を訴える。手関節掌屈位を保持させると手指のしびれ感が増強する。両側の母指と示指で正円を作るように指示(perfect“O”テスト)したときの写真(別冊No. 23)を別に示す。血液所見:赤血球 463万、白血球 8,400。血液生化学所見:空腹時血糖 105mg/dL、HbA1c 6.2%(基準 4.6~6.2)。
- 障害されているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A045]←[国試_109]→[109A047]
★リンクテーブル★
[★]
- 51歳の男性。左前腕不全切断のため救急車で搬送された。左前腕をベルトコンベアに巻き込まれて2時間後に救出された。来院時、意識は清明。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 146/70mmHg。左橈骨動脈の拍動は微弱であるが、尺骨動脈は触知する。開放創と手は油で汚染されているが、爪床はピンク色でcapillary refilling time(毛細血管再充満時間)は正常範囲内である。手指の感覚は脱失しているが、小指はわずかに動かすことができる。患者は手を残すことを希望している。既往歴に特記すべきことはない。血液所見:赤血球 420万、Hb 12.0g/dL、Ht 35%、白血球 9,400、血小板 20万。左前腕の写真(別冊No. 24A)、エックス線写真(別冊No. 24B)及び動脈造影像(別冊No. 24C)を別に示す。
- 最初に行うべき処置として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A046]←[国試_109]→[109A048]
[★]
- 30歳の女性。下痢と血便とを主訴に来院した。1か月前に東南アジアを旅行した。5日前から繰り返す下痢と粘血便とが認められるようになったため受診した。体温 37.0℃。血圧 118/62mmHg。腹部は平坦で、左下腹部に圧痛を認める。糞便検査とともに行った下部消化管内視鏡検査で結腸に発赤とびらんとを認めた。結腸粘膜生検のH-E染色標本(別冊No. 22A)とPAS染色標本(別冊No. 22B)を別に示す。
- 第一選択として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A044]←[国試_109]→[109A046]
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