- 1歳4か月の女児。4日前から発熱が続くため母親に連れられて来院した。4日前から毎日、最高で39℃以上の発熱を認める。咳嗽、鼻汁、嘔吐および下痢はない。食欲はやや低下し、普段よりよだれの量が多く、大好きなオレンジジュースも嫌がる様子がある。4種混合ワクチン、BCG、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン及びMRワクチンの接種は終了している。保育所などの集団生活には入っていない。両親との3人暮らしで母親は口唇ヘルペスを繰り返している。意識レベルの低下はなく、全身状態はおおむね良好。体重 10.0kg。体温 38.8℃。脈拍 124/分、整。SpO2 98%(room air)。
- 診断に有用な所見が得られる診察はどれか。
- a 結膜の視診
- b 口腔内の視診
- c 頸部の触診
- d 胸部の聴診
- e 外陰部の視診
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。意識障害のため搬入された。1時間前に化学工場で大音響を伴う爆発炎上事故があり、燃えている建物から逃げ出して座り込んだところで救助され救急搬送された。職場の記録によると既往歴に特記すべきことはない。搬入時、体温 36.0℃。脈拍 104/分、整。血圧 112/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 88%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。顔面に煤が付着しているが、体幹や四肢に明らかな出血や損傷はみられず着衣の汚染もない。救急隊により意識レベルはJCS II-30と観察され、バックボードで全脊柱固定されている。搬入時は自発開眼があり、呼びかけに対して「えっ、なに。えっ、なんだって」と叫び返して会話が成立しない。口頭での指示に応じず、時々両手を耳のそばに持っていく。
- この時点で行うべきなのはどれか。
- a 頸椎固定を外す。
- b 酸素投与をやめる。
- c 筋弛緩薬を投与する。
- d 頭部CTを最優先で施行する。
- e 筆談による意思疎通を試みる。
[正答]
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[★]
- 23歳の女性。0回経妊0回経産婦。腹痛を主訴に来院した。1週前から悪心を自覚していた。昨日の夜から右下腹部に痛みが出現し、一度嘔吐した。朝まで痛みが持続するため受診した。月経周期は30~60日型、不整。持続は6日間。最終月経は50日前で、5日前から少量の性器出血が持続している。体温 37.2℃。脈拍 96/分、整。血圧 100/68mmHg。内診で子宮は前傾前屈、やや腫大。右付属器領域に軽度の圧痛を認める。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認めるが、子宮内腔に胎嚢を認めない。両側付属器に異常を認めない。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
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[★]