- 24歳の女性。両側手関節の痛みと発熱とを主訴に来院した。1か月前から両側手関節に疼痛と腫脹とを認めていた。2週前に潮干狩りに行き、3日後に発熱とともに日焼けした部分に水疱が生じた。その後改善しないため受診した。口腔に違和感を感じ鏡で見たところ、硬口蓋に地図状の発赤とびらんとを認めた。最近になって尿の異常な泡立ちがみられていた。
- 予想される検査所見はどれか。3つ選べ。
[正答]
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[★]
- 72歳の男性。歩きにくさと転倒しやすいこととを主訴に車椅子で来院した。5年前に頸椎後縦靱帯骨化症に対して椎弓形成術を受け、その後T字杖歩行が可能となり在宅生活は自立したが四肢のしびれ感は続いていた。1週前に居室で転倒し、転倒直後には右足関節の痛みを自覚したが腫脹はなかった。右足関節の痛みは改善したが、歩行困難があり転倒しやすいため受診した。妻と娘との3人暮らし。要支援2の認定を受けている。意識は清明。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 116/74mmHg。呼吸数 24/分。徒手筋力テストで上肢は5、下肢は4である。つま先立ちと片足立ちとは不安定で転倒しやすい状態である。アキレス腱反射は軽度亢進している。右足関節エックス線写真に異常を認めない。
- この患者への対応として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
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- 32歳の女性。殺虫剤を飲んだということで搬入された。殺虫剤を飲んで嘔吐し、家族が救急車を要請した。搬入時、意識レベルJCS III-200。体温 36.0℃。脈拍 80/分、整。血圧 110/72mmHg。呼吸数 10/分。SpO2 98%(マスク6L/分酸素投与下)。瞳孔径は両側 1mm。流涙があり、鼻腔や口腔に分泌亢進を認める。便失禁があり、救急外来に到着したところで再び嘔吐して着衣が汚れている。
- 初期対応で除染シャワーを使う目的として正しいのはどれか。2つ選べ。
- a 医療従事者などの二次汚染を防ぐ。
- b 殺虫剤が経皮吸収されるのを防ぐ。
- c 酸性の胃液による皮膚損傷を防ぐ。
- d 低体温にして消化管吸収を減らす。
- e 着衣をぬらして脱衣しやすくする。
[正答]
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