- 20歳の男性。大学へ行かないことを主訴に家族とともに来院した。2年前に大学に進学したものの半年後から行かなくなり、昼夜逆転の生活が続いている。趣味の集まりには月1回程度参加し、時に買い物に出かけたりするものの、その他は自室にこもり終日インターネットでゲームなどをして過ごしている。不規則ではあるが食事や入浴はしている。「仕方なく来院した」というが礼節は保たれ、質問に対して的確に回答し、表情の動きは自然である。身体所見に異常を認めない。
- まず行うべき対応として適切なのはどれか。
- a 大学へ行くことを促す。
- b インターネットを禁止する。
- c 睡眠日誌をつけるよう指示する。
- d 趣味での外出を増やすよう助言する。
- e 今の生活について悩みがないか話し合う。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 50歳の男性。3か月続く後頸部痛と肩こりとを主訴に来院した。症状は夕方に強いが、増悪はしておらず仕事に支障があるほどではない。市販の消炎鎮痛薬を貼付している。半年前に職場を変わり、仕事でほぼ1日中パソコンに向かってデスクワークを行っている。職場での人間関係は問題ない。後頸部から両肩にかけて筋緊張を認める。頸椎エックス線写真と頸部MRIとに異常を認めない。
- まず行うのはどれか。
- a 頸椎の牽引を行う。
- b 星状神経節ブロックを行う。
- c トリプタンの皮下注射を行う。
- d 配置転換の希望を会社に出すように伝える。
- e 作業時間、パソコンの位置および姿勢を確認する。
[正答]
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- 5歳1か月の女児。低身長を主訴に母親に連れられて来院した。幼稚園の身体測定で低身長を指摘された。出生時は身長 48cm、体重 2,750g。出生後に特記すべき異常は認めない。発達は正常であった。身長 95.9cm(-2.5SD)、体重 12.5kg(-2.0SD)。体温 36.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 102/60mmHg。顔貌に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- この疾患を鑑別するのに有用でないのはどれか。
[正答]
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