- 英
- varicose vein of lower extremity
- 関
- 末梢静脈疾患、一次性静脈瘤 primary varicose vein
疫学
分類
徴候
- 立位で大腿下部から下腿に多数の怒張・屈曲した静脈瘤を触知する
- 慢性化した例では皮膚の色素沈脈、難治性潰瘍が認められる。
症状
身体診察
- 下肢の静脈弁における不全の有無と部位を特定するための検査。
検査
治療
- 弾性ストッキング、包帯。
- 血栓摘除術、血栓溶解術:発症7日以内
-
国試
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/08/13 08:13:32」(JST)
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静脈瘤(じょうみゃくりゅう、英: varicose vein)とは、静脈の壁の一部が何らかの要因で薄くなり、その血管が膨らむことで発病する循環器病。同様の疾患が動脈に発生した場合は動脈瘤と呼ばれる。
目次
- 1 下肢静脈瘤
- 2 食道静脈瘤
- 3 胃静脈瘤
- 4 脚注
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう、英: varix of the lower extremity)は、下肢の静脈が拡張し血液が滞ることでおきる疾患。
こむらがえり、下肢のだるさなどの自覚症状に加え、色素沈着、潰瘍などの皮膚病変を主症状にすることが多い。
初期の治療法には圧迫法(弾性ストッキング着用など)、マッサージ法の保存的治療法がある。
静脈瘤の形によって、治療法が異なる。クモの巣状静脈瘤(1mm以下の細かい静脈がクモの巣状にみえる)や網目状静脈瘤(2~3mmの静脈が網の目状にみえる)は、硬化療法(高張液を静脈瘤に注射する治療法)などの適応である。
側枝型静脈瘤(孤立性の静脈の拡張・蛇行)の場合は、硬化療法で治療できる場合と、静脈瘤に逆流している元を結紮する、または結紮して硬化療法を行う。
伏在型静脈瘤では、硬化療法単独では再発が多く、高位結紮を行ってから硬化療法を行うが、高位結紮だけでも治療効果のみられる場合が多い。
伏在型を根治的に治療する場合は、静脈抜去術、瘤切除術などがある。
どの治療においても再発や、別の静脈瘤が出てくる場合があるが、不適切な治療では早期(半~1年以内)に再発する。
また、現在ではレーザーやラジオ波による静脈内膜の焼却も行われている。
なお、下肢静脈瘤の多くは、1次性静脈瘤(ふくれている、または蛇行している静脈そのものに原因のあるもの)であるが、似た症状で2次性静脈瘤(ふくれている、または蛇行している静脈瘤以外に原因のある静脈瘤)があり、これは深部静脈血栓症(かつてエコノミークラス症候群と呼ばれていた)が原因であることもあり、深部静脈が開存していることを確認した上(1次性静脈瘤と確認した上)で、治療しなければならない。
食道静脈瘤
食道静脈瘤はしばしば肝硬変に伴いみられる。かつては静脈瘤破裂により死に至ることもあった。現在は、予防的な治療が行われている。
- 内視鏡的食道静脈瘤結紮法(endoscopic variceal ligation; EVL)
- 内視鏡的硬化療法(endoscopic injecion sclerotherapy; EIS)
- 静脈離断術
- 経頚静脈肝内門脈大循環ステント短絡術 (Transjugular intrahepatic portosystemic shunt; TIPS)
胃静脈瘤
食道静脈瘤同様、肝硬変に伴い発症することが多い。予防的治療には内視鏡的治療法やinterventional radiology(IVR)によるものが主流である。
- 内視鏡的CA/EO併用法[1]
- バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(balloon-occluded retrograde transvenous obliteration; B-RTO)[2]
脚注
- ^ Mebio 19:8,2002
- ^ 日消誌 88: 1459, 1991
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Ib群: リドカイン, フェニトイン
Ic群: フレカイニド(en), プロパフェノン(en)
II群: 交感神経β受容体遮断薬(プロプラノロールなど)
III群: アミオダロン, ソタロール(en)
IV群: カルシウム拮抗剤(ベラパミル, ジルチアゼムなど)
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利尿薬 | 交感神経β受容体遮断薬 | レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系 (ACE阻害薬、ARB、レニン阻害薬(英語版)) | カルシウム拮抗剤 | アドレナリン作動薬 | 脂質降下薬
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- 次の文を読み、 37、 38の問いに答えよ。
- 69歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴: 2週前から 38℃台の発熱が出現し、非ステロイド性抗炎症薬を内服し、解熱と発熱とを繰り返していた。その後、徐々に食欲が減退し、最近 1週間は発熱時は 39℃を超えるようになった。かかりつけ医で胸部エックス線撮影と尿検査とを行い、異常を指摘されなかった。受診前日に 2回軟便があった。咽頭痛、咳、痰および排尿痛はない。
- 既往歴:高血圧症で治療中。
- 生活歴:海外渡航歴とペット飼育歴とはない。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温 38.4℃。脈拍 96/分、整。血圧 160/66 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心尖部に III /VIの汎〈全〉収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。脊椎棘突起の叩打痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を認めない。経胸壁心エコー検査では僧帽弁の逆流と僧帽弁の疣贅とを認めた。
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[正答]
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- 44歳の女性。両下腿の静脈怒張と色素沈着とを主訴に来院した。7年前、第2子出産後から下肢の静脈怒張に気付いていた。2年前から色素沈着を伴うようになり疲れやすくなった。実家が美容院を経営し、週に3日手伝っている。身長150cm、体重62kg。脈拍72/分、整。血圧122/74mmHg。両下腿の表在静脈の拡張と蛇行とを認め、茶褐色の色素沈着と硬結とを認める。仰臥位で下肢を挙上すると表在静脈は虚脱する。虚脱させた状態で大腿上部を圧迫し、起立させても静脈の拡張はない。
- 対応として誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D052]←[国試_103]→[103D054]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B076]←[国試_100]→[100B078]
[★]
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
肝臓異物排泄能
カルシウム
ビタミン
血液
- ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
産婦人科
内分泌
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
腎臓
ガストリノーマ
感染症
[★]
- 関
- 徴候
循環器内科
整形外科
- = Finkelstein test フィンケルシュタインテスト
- 棘上筋テスト
- 外旋筋力テスト
- lift-offテスト
- belly pressテスト
神経内科
産婦人科
[★]
- 英
- primary varicose vein
- 関
- 下肢静脈瘤
原因:
静脈弁の機能不全。
誘因:
肥満、妊娠、立位作業
身体診察
ペルテステスト陽性。正常であれば、伸展運動やつま先立ち運動をさせて下腿筋ポンプ機能を作用させ、表在静脈から深部静脈へ血液を駆出することができる。穿通枝の静脈弁の機能不全があれば、深部静脈に静脈血を戻せず、下肢静脈瘤が消退せず、むしろ増悪する。
トレンデレンブルグテスト陽性。大伏在静脈、小伏在静脈、あるいは交通枝・穿通枝の静脈弁不全による。
下肢の腫脹はまれ、色素沈着は時々認められ、潰瘍形成はまれにある。
表在静脈の拡張はあるが、深部静脈の閉塞や逆流はない。
治療:
生活療法:下肢挙上、立位の回避、弾性ストッキング、包帯の着用。
外科治療が適応。皮膚病変を伴う伏在型では高位結紮術、ストリッピング、穿通枝結紮。必要に応じてレーザー治療や硬化療法も組み合わせられる。深部静脈弁不全では弁形成や弁移植も考慮される(SSUR.431)
[★]
- 英
- Perthes' test, Perthes test
- 同
- ペルテス試験、Perthesテスト、Perthes検査、Perthes試験
- 関
- 下肢静脈瘤、静脈瘤
[show details]
- 立位で大腿中央部を駆血帯で圧迫し、1分あるいは5分間歩行あるいは屈伸などの下肢の運動をさせて下肢静脈瘤の変化を観察し、当該肢の静脈血流に関与する静脈弁の機能、交通枝の状況などを判定する検査法。
- 正常であれば、伸展運動やつま先立ち運動をさせて下腿筋ポンプ機能を作用させ、表在静脈から深部静脈へ血液を駆出することができる(SSUR.430)。穿通枝の静脈弁の機能不全があれば、深部静脈に静脈血を戻せず、下肢静脈瘤が消退せず、むしろ増悪する。
- 怒張があれば深部静脈、交通枝における弁の不全が示唆される。
[★]
- 英
- secondary varicose vein
- 関
- 下肢静脈瘤
原因:
深部静脈血栓による。
誘因:
手術、臥床、慢性疾患
身体診察
ペルテステスト陽性。深部静脈血栓により、深部静脈を介した静脈血の還流が妨げられるため。
下肢の腫脹(浮腫)は著明、色素沈着は高度で、潰瘍形成は時々認められる。
表在静脈の拡張はあるが、深部静脈の閉塞と逆流が認められる。
- ↑一次性静脈瘤との身体所見の違いは、静脈血を流すことができるcapacityの差と考えればよいのだろうか?
[★]
- 英
- leg
- lower extremity, lower limb, inferior limb
- 関
- 脚、下肢の筋
[★]
- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。
[★]
- 英
- varix, varicosity varicose vein