- 英
- erysipelas, rose
- 関
- A群β溶連菌
概念
好発部位
- 下肢:80%を占める(Recurrent erysipelas - risk factor and clinical presentation; Inghammar et al. BMC Infectious Diseases 2014,14:270)
病原体
症状
血液検査
- 白血球増多
- CRP上昇
- 赤沈亢進
- ASO,ASK上昇
国試
-erysipelas
WordNet
- of something having a dusty purplish pink color; "the roseate glow of dawn" (同)roseate, rosaceous
- any of many shrubs of the genus Rosa that bear roses (同)rosebush
- a dusty pink color (同)rosiness
- an acute streptococcal infection characterized by deep-red inflammation of the skin and mucous membranes
PrepTutorEJDIC
- 〈C〉『バラの花』 / 〈C〉バラの木 / 〈U〉バラ色,淡紅色 / 〈C〉(形が)バラに似た物:(じょうろの)散水口;(リボンなどの)バラ結び;バラ模様(飾り) / 『バラ色の』 / バラの
- riseの過去
- ロゼ,ロゼワイン(ピンク色のぶどう酒)
- 丹毒(たんどく)(連鎖球菌により生じる急性伝染病)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/25 23:45:28」(JST)
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丹毒(たんどく、erysipelas)とは、溶連菌による皮膚の化膿性炎症である。
目次
- 1 症状
- 2 疫学
- 3 病理
- 4 鑑別診断
- 5 治療
- 6 関連
症状[編集]
表皮基底層および真皮浅層が、病変の主座である。そのレベルを水平方向に急速に拡大する浮腫性紅斑と腫脹を特徴とする。浮腫性紅斑には菌体および菌産生毒素に対する免疫アレルギーが関与しているといわれている。疼痛を伴うこともあるが、比較的少ない。人畜共通の病気でもあり発熱・頭痛など全身症状を伴うこともある。また、治癒したと思っても再発再燃をおこす場合があり、それを習慣性丹毒(しゅうかんせいたんどく)という。
疫学[編集]
- 顔面に好発する。
- 蜂窩織炎が下肢に多いのに比べると下肢の丹毒は少ない。
- 再発が多い。リンパ液の循環障害により、栄養分が滞るため細菌が常に感染しやすい状態になっていることが一因である。リンパ循環障害のある患者では体幹などにも認められる。
病理[編集]
真皮の浮腫性変化と共に、リンパ球の浸潤がみられる。好中球は蜂窩織炎に比し著しく少ない。
鑑別診断[編集]
蜂窩織炎:真皮深層及び皮下脂肪が、病変の主座である。
治療[編集]
治療は、抗生物質の内服・点滴である。
関連[編集]
- 感染症
- 皮膚科学
- 豚丹毒
- 丹毒様癌(転移性皮膚癌の一種)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例報告 体表リンパ流分布に沿い広範囲に皮疹が分布した習慣性丹毒の1例
- 豚丹毒菌をプラットフォームベクターとしたワクチン開発戦略 : 経口投与型豚マイコプラズマ肺炎ワクチン
- 小川 洋介,大石 英司,宗田 吉広,下地 善弘
- 日本マイコプラズマ学会雑誌 = Japanese Journal of Mycoplasmology 36, 51, 2010-03-31
- NAID 10026388771
Related Links
- gooヘルスケア 家庭の医学。丹毒。どんな病気か 連鎖球菌の感染によって起こる皮膚の 浅いところ(真皮(しんぴ))の化膿性炎症です。皮膚の浅いところに生じた蜂窩織炎( ほうかしきえん)ともいえます。高齢者や免疫力の低下した人に多く発症します.
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★リンクテーブル★
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- 68歳の男性。右頬部の腫脹を主訴に来院した。1年半前に右上顎癌と診断され、上顎部分切除術と放射線治療とを行い腫瘍は消失した。2週間前から右頬部が腫脹し、軽度の疼痛と違和感とを自覚した。これまでに副鼻腔炎の既往はない。喫煙は20本/日を48年間。飲酒は機会飲酒。身長 165cm、体重 48kg。体温 36.8℃。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 430万、白血球 7,800、血小板 15万。CRP 0.5mg/dL。顔面の写真(別冊No. 13A)及び頭部MRIの水平断像(別冊No. 13B)と冠状断像(別冊No. 13C)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A034]←[国試_112]→[112A036]
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- 62歳の男性。脱毛を主訴に来院した。 6か月前から頭頂部に痒みを自覚するようになったため、市販の副腎皮質ステロイド外用薬を塗布していた。 2か月前から同部位に膿疱を生じ、脱毛も認めるようになったため受診した。膿疱の細菌培養は陰性である。頭部の写真(別冊No. 20)を別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I072]←[国試_106]→[106I074]
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- 46歳の男性。手指の皮疹を主訴に来院した。自宅で熱帯魚を飼育していた。6か月前、右中指指背に擦過傷を受傷したが、素手で水槽内の熱帯魚に触れていた。1か月後、皮疹が出現したが放置したところ、徐々に拡大してきた。手指の写真を以下に示す。生検病理標本でZiehl-Neelsen染色陽性の病原体を認めた。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G056]←[国試_095]→[095G058]
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- 62歳の女性。顔面の発疹と発熱とを主訴に来院した。2日前に突然、右耳介、右頬部および右側頭部に発赤が出現し、悪寒と戦慄とがみられた。体温38.2℃。顔面の写真(別冊No.24)を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I071]←[国試_104]→[104I073]
[★]
- 36歳の女性。顔面の紅斑と発熱とを主訴に来院した。5日前から顔面と下肢とに圧痛のある浸潤性紅斑と38℃台の発熱とを生じた。皮膚生検の病理組織像では真皮に好中球の強い浸潤を認める。顔面の写真を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D051]←[国試_103]→[103D053]
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[正答]
※国試ナビ4※ [109I004]←[国試_109]→[109I006]
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※国試ナビ4※ [101F011]←[国試_101]→[101F013]
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[正答]
※国試ナビ4※ [105I022]←[国試_105]→[105I024]
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[正答]
※国試ナビ4※ [107I024]←[国試_107]→[107I026]
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- 英
- pyogenic streptococcus
- ラ
- Streptococcus pyogenes
- 同
- ストレプトコッカス・ピオゲネス、化膿性レンサ球菌、化膿性連鎖球菌、A群連鎖球菌? Streptococcus group A? group A Streptococcus? GAS?、A群β溶連菌、A群β溶血性連鎖球菌、A群β溶血性レンサ球菌 group A beta-haemolytic streptococci GABHS
- 関
- 連鎖球菌属、溶血性レンサ球菌
感染症
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- 英
- acute pyoderma
- 関
- [[]]
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- 英
- crusted impetigo contagiosa
- 関
- 細菌感染症、膿痂疹、水疱性伝染性膿痂疹
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- 英
- habitual erysipelas
- 関
- 丹毒、recurrent erysipelas
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- ラ
- Erysipelothrix rhusiopathiae
- 関
- エリシペロスリクス属
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- 英
- toxin、poison、poison
- 関
- 毒素、毒物、毒を入れる、トキシン