- 英
- dural arteriovenous fistula, dural AVF
- 同
- 硬膜動静脈奇形 dural arteriovenous malformation、硬膜動静脈短絡路
- 関
- 中枢神経系血管奇形、脳毛細血管拡張、脊髄硬膜動静脈瘻
UpToDate Contents
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- 1. 脊髄に影響を与える疾患 disorders affecting the spinal cord
- 2. 非動脈瘤性くも膜下出血 nonaneurysmal subarachnoid hemorrhage
- 3. 耳鳴の病因および診断 etiology and diagnosis of tinnitus
- 4. 血液透析における動静脈痩の再循環 arteriovenous fistula recirculation in hemodialysis
- 5. 成人における頭蓋内硬膜外血腫 intracranial epidural hematoma in adults
Japanese Journal
- 解剖に基づく海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻の血管内治療(海綿静脈洞,I 頭蓋底静脈の基礎と臨床-第22回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)
- 佐藤 徹,村尾 健一,大川 将和,西田 武生,桝田 宏輔,宮本 享
- 脳神経外科ジャーナル 20(Supplement_2), 31-41, 2011-10-20
- … 複雑なシャントの様式が見受けられる海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻(cavernous sinus dural AVF:CSdAVF)においては,個々の症例における血管解剖を十分に把握することが大切である.本稿では,まずCSdAVFの病態把握に必要な海綿静脈洞の機能的血管解剖について概説した後にCSdAVFの血管内治療,特にshuntおよび連続するsegmentを選択的に塞栓する方法(superselective shunt occlusion:SSSO)について詳説する.この方法はnormal venous dralnageが温存でき,眼球 …
- NAID 110008790776
- 海綿静脈洞の微小外科解剖(海綿静脈洞,I 頭蓋底静脈の基礎と臨床-第22回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)
- 安部 洋,井上 亨
- 脳神経外科ジャーナル 20(Supplement_2), 8-17, 2011-10-20
- … 海綿静脈洞部腫瘍や傍前床突起内頚動脈瘤,海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻など,海綿静脈洞部の病変に遭遇することはまれではない.海綿静脈洞は頭蓋底の中心にあり,複数の静脈路を有し,動静脈と脳神経,骨・膜構造物が密集している.海綿静脈洞の外側には側頭葉,上方には脳底槽,内側下方には下垂体・蝶形骨が隣接しており,これら周囲の構造物との位置関係を含めた解剖を理解することは,診断や外科的治療の際に重要であ …
- NAID 110008790773
Related Links
- 図3 硬膜動静脈瘻の経動脈的塞栓術の例 静脈側から病気近くまで到達する方法を経静脈的塞栓術といいます。静脈洞の壁に異常があり、異常血流が一回静脈洞に流れ込む場合で、かつその静脈洞が正常な血流の流れに利用されない場合 ...
- 硬膜動静脈瘻(dAVF)と診断されると、聞き慣れない病名で、あまり一般的な病気で無いため、症状や治療などについて不安になると思います。治療が必要なのか？カテーテル治療はどのようにおこなわれるのか？といった疑問も持たれる ...
- 硬膜動静脈瘻という病気の病態と治療について 硬膜動静脈瘻の患者さん、家族の皆様へ 硬膜動静脈瘻（海綿静脈洞部）という病気について 正常な血管は、太い動脈から細い動脈へ、更に細い毛細血管を経て静脈へとつながってい ...
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★リンクテーブル★
| 国試過去問 | 「103D038」 |
| リンク元 | 「頚動脈海綿静脈洞瘻」「頭蓋内圧亢進」「中枢神経系血管奇形」「脳毛細血管拡張」「硬膜動静脈奇形」 |
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| 関連記事 | 「硬膜」「静脈」「動静脈瘻」 |
「103D038」
- 30歳の女性。発作性に起こる頭痛と右下肢のしびれ感とを主訴に来院した。神経学的には異常を認めない。頭部単純MRIのT1強調像と左頸動脈造影写真側面像とを以下に示す。診断はどれか。
- a. もやもや病
- b. 静脈洞血栓症
- c. 脳動静脈奇形
- d. 硬膜動静脈瘻
- e. Sturge-Weber症候群
※国試ナビ4※ ［103D037］←［国試_103］→［103D039］
「頚動脈海綿静脈洞瘻」
- 英
- carotid-cavernous sinus fistula, CCF, carotid cavernous fistula, CCF
- 同
- 頸動脈海綿静脈洞瘻、内頚動脈海綿静脈洞瘻？、内頸動脈海綿静脈洞瘻？
- 関
- 硬膜動静脈瘻
概念
- 頚動脈、とくに内頚動脈と海綿静脈に異常交通をきたした状態(動静脈瘻)をいう。
- 一側の眼球突出、結膜の充血浮腫、心拍に一致した血管雑音が3主徴と言われている。
原因
- 頭部外傷：トルコ鞍近傍の前頭蓋骨底骨折により海綿静脈洞内で内頚動脈やその分枝が損傷受けて瘻が形成される
- 脳動脈瘤破裂：外傷などにより、海綿静脈洞内の内頚動脈に偽性動脈瘤が形成され、後日破裂して生じる。
- 動脈硬化
- 特発性
分類
- 外傷性
- 特発性
- 直接型：海綿静脈洞～内頚動脈本幹
- 間接型：海綿静脈洞～内・外頚動脈硬膜枝
病態
- 動脈血が海綿静脈洞内に直接流入するため、眼窩内の静脈圧が亢進し、拍動性眼球突出、結膜充血と結膜浮腫、眼瞼周囲の血管雑音を呈する。また、眼球運動障害、視力障害、大量の鼻出血、頭痛、眼科部痛などを呈する。症状は瘻ができた側に強く認められるが、静脈洞は左右で連絡しているため、反対側や両側に症状が出ることもある。
症状
- 複視、視力障害、眼窩部痛、頭痛
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
徴候
- 聴診：血管雑音
- 眼：眼球突出、結膜充血、結膜浮腫
- 外眼筋：外眼筋麻痺
経過
- 上記の症状が出現し、放置にて視力障害が進行する。
診断
- 脳血管アンギオ：内頸動脈と海綿静脈洞が同時期に造影される
治療
- 特発性の場合自然に閉鎖することがあるが、外傷性の場合は自然閉鎖は難しい。
- 手術療法としては、バルーンなどによる血管内治療が選択される。
国試
- 112A031：海綿静脈洞塞栓術を行う
「頭蓋内圧亢進」
- 英
- intracranial hypertension, increased intracranial pressure
- 同
- 脳圧亢進 brain hypertension
- 関
- 頭蓋内圧、頭蓋内圧亢進症
PON.594-595
頭蓋内圧亢進を来す疾患
- 頭蓋内占拠性病変：脳出血、脳腫瘍、脳膿瘍など
- 髄膜刺激症状を伴う疾患：髄膜炎、クモ膜下出血など
- 脳炎・脳症(ADEM)
- 水頭症
- 脳静脈血栓症、静脈洞血栓症、硬膜動静脈瘻
- IML intravascular malignant lymphoma
- gliomatosis cerebri
- CO2ナルコーシス、高山病
- 高血圧脳症、子癇、TTP
症状
- 頭痛は早朝に出現することが多い。血中CO2濃度が上昇にするため。(脳血管拡張にてさらなる脳圧の亢進が見られる？)
「中枢神経系血管奇形」
「脳毛細血管拡張」
「硬膜動静脈奇形」
「脊髄硬膜動静脈瘻」
「硬膜動静脈瘻塞栓術」
「硬膜」
- 英
- dura mater
- ラ
- dura pachymeninx
- 関
- 脳硬膜、脊髄硬膜、髄膜
神経
「静脈」
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。