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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/01/06 13:09:14」(JST)
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抗ds-DNA抗体(こうダブルストランド-ディーエヌエーこうたい)は、2本鎖DNAに対する自己抗体。
臨床検査
臨床検査では血液検査の一つとして測定される。
診断的意義
膠原病で陽性となることが多く、重要。特に全身性エリテマトーデスにおいて、その感度は57%、特異度は97%、陽性尤度比は16.4と、高い診断力を持つ。またエリテマトーデスの病勢を反映して増減する。
関連事項
- 抗核抗体(ANA)
- 補体
- 抗Sm抗体
- C反応性蛋白
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Japanese Journal
- 小児期発症全身性エリテマトーデスと混合性結合組織病の臨床的特徴の差異と抗U1-RNP抗体の意義
- 宮前 多佳子,伊藤 秀一,町田 裕之,小澤 礼美,樋口 るみ子,中島 章子,今川 智之,中村 智子,森 雅亮,相原 雄幸,大重 賢治,横田 俊平
- 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 31(5), 405-414, 2008-10-31
- … 体の存在に重きを置くことになり,とくに抗dsDNA抗体及び抗U1-RNP抗体陽性の症例はSLEとの鑑別が困難になる.今回,小児期発症SLEまたはMCTDと診断された80例をdsDNA抗体と抗U1-RNP抗体の有無により,A群(抗dsDNA抗体陽性/抗U1-RNP抗体陰性)48例(60%),B群(抗dsDNA抗体陽性/抗U1-RNP抗体陽性)22例(27.5%),C群(抗dsDNA抗体陰性/抗U1-RNP抗体陽性)10例(12.5%)に分 …
- NAID 10024961472
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- 抗ds-DNA抗体. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. 抗ds-DNA抗体(こうダブルストランド-ディーエヌエーこうたい)は、2本鎖DNAに対する 自己抗体。 [編集] 臨床検査. 臨床検査では血液検査の一つとして測定される。
- 抗DNA抗体:Anti-DNA Antibody 抗ds-DNA IgG抗体:anti-double stranded DNA IgG antibody 臨床的意義 抗DNA抗体は,抗原をDNAとして用いたときに反応する抗体 を総称する。二本鎖(ds)DNA,二本鎖および一本鎖(ds/SS)DNA,さらに一本 ...
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★リンクテーブル★
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- 54歳の男性。倦怠感を主訴に来院した。2年前から冬季になると体調不良を自覚していた。今年の冬は1か月前から今までになく倦怠感が強くなった。同時期から、時々指尖が冷たく、痛くなった。生来健康で喫煙歴はない。意識は清明。体温37.3℃。脈拍96/分、整。血圧114/58mmHg。皮膚に発疹はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。左肋骨弓下に脾の先端を触れる。尿潜血1+。血液所見:赤血球252万、Hb7.9g/dl、Ht24%、網赤血球4.8%、白血球6,700、血小板34万。血液生化学所見:総蛋白8.0g/dl、アルブミン4.7g/dl、尿素窒素14.0mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、尿酸7.2mg/dl、総コレステロール220mg/dl、トリグリセライド154mg/dl、総ビリルビン3.2mg/dl、直接ビリルビン0.8mg/dl、AST35IU/l、ALT35IU/l、LDH770IU/l(基準176~353)、ALP220IU/l(基準260以下)、免疫学所見:CRPO.3mg/dl、抗核抗体陰性。末梢血塗抹Wrigtht-Giemsa染色標本を以下に示す。
- この患者にみられる検査所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D045]←[国試_102]→[102D047]
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- 42歳の女性。顔面と四肢の皮疹および易疲労感を主訴に来院した。 1か月前から顔面と四肢とに紅斑が出現した。 2週前から易疲労感があり、軽度ではあるが四肢の近位に筋肉痛も自覚していた。意識は清明。身長 158 cm、体重 64 kg。体温 37.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 138/82 mmHg。呼吸数 16/分。顔面と四肢伸側に紅斑を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)。赤沈 58 mm/ 1時間。血液所見:赤血球 380万、 Hb10.8 g/dl、Ht 36%、白血球 9,400、血小板 32万。血液生化学所見:総蛋白 6.8 g/dl、アルブミン 2.8 g/dl、AST 112 IU/l、ALT 38 IU/l、LD 620 IU/l(基準 176~353)、 ALP256 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 32 IU/l(基準 8~50)、 CK 320 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 24 mg/dl、クレアチニン 0.6 mg/dl。CRP 0.8 mg/dl。右手背の写真 (別冊 No. 23)を別に示す。
- この疾患に最も特異度が高い自己抗体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A049]←[国試_108]→[108A051]
[★]
- 5歳の男児。顔面と手背の紅斑を主訴に父親に連れられて来院した。1か月前の運動会後に顔面に皮疹が出現して以来、改善しないため受診した。頬部から鼻根部を中心にびまん性紅斑を認める。手背では近位指節間関節、遠位指節間関節、中手指節関節を中心に米粒大の鱗屑を伴う扁平隆起性丘疹の集簇を認める。四肢近位筋に把握痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 441万、Hb 13.0g/dL、Ht 38%、白血球 5,200、血小板 30万。血液生化学所見:AST 54U/L、ALT 23U/L、LD 417U/L(基準 280~400)、CK 312U/L(基準 30~140)、アルドラーゼ 13.4U/L(基準 2.7~7.5)、Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 102mEq/L。免疫血清学所見:抗核抗体 160倍(基準 20以下)、抗dsDNA抗体 6IU/mL(基準 12以下)。顔面の写真(別冊No.14A)と手背の写真(別冊No.14B)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D032]←[国試_114]→[114D034]
[★]
- 32歳の女性。発熱と多関節痛とを主訴に来院した。 3年前から光線過敏に気付いていた。 1年前の冬にRaynaud現象が出現した。 6か月前から時々、両側の手関節の関節痛を自覚していた。 3か月前から多数の関節に腫脹と疼痛とがみられ、持続するようになったため受診した。体温38.6℃。脈拍92/分、整。血圧110/60mmHg。頚部に可動性のあるリンパ節腫脹を認める。両側の手関節、第2-4指の近位指節間関節および中手指節間関節に腫脹と圧痛とを認める。赤沈50mm/1時間。血液所見:赤血球310万、 Hb11.0g/dL、 Ht33%、白血球3,300、血小板10万。血液生化学所見: AST35IU/L、 ALT40IU/L、 LD 370IU/L(基準176-353)。CRP 1.5 mg/dL。
- この疾患の診断に最も感度の高い検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I057]←[国試_106]→[106I059]
[★]
- 52歳の女性。Raynaud現象と指先潰瘍とを主訴に来院した。数年前から手指のRaynaud現象が出現している。今年の冬に右示指と中指との先端に潰瘍が生じ、治らなくなった。意識は清明。両手指から手背にかけての浮腫状硬化と前胸部の斑状色素脱失とを認める。右示指と中指との先端に小潰瘍と陥凹性瘢痕とを認める。血液所見:赤沈64mm/1時間、赤血球320万、Hb 10.0g/dl、白血球5,600、血小板24万。血清生化学所見:尿素窒素12 mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST(GOT)36単位(基準40以下)、アルカリホスファターゼ220単位(基準260以下)。CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体160倍(基準20以下)。この疾患の診断に最も有用な自己抗体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D053]←[国試_096]→[096D055]
[★]
- 34歳の女性。昨年受けた人間ドックで「リウマチの反応が出ている」と言われたが、自覚症状がなかったため精密検査は受けていなかった。近々結婚の予定で挙児を希望しているため、人間ドックでの指摘事項が気になり来院した。現在はドライアイのため眼科で点眼薬による治療を受けている。また、う歯のために頻繁に歯科を受診している。舌の写真(別冊No. 22)を別に示す。
- 診断に有用な自己抗体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D044]←[国試_112]→[112D046]
[★]
- 32歳の女性。浮腫を主訴に来院した。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血(-)、沈渣に白血球2~3/1視野、赤血球1~3/1視野、細菌(-)。血清生化学所見:総蛋白5.2g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl。腎生検の光顕PAS染色標本と電子顕微鏡写真とを以下に示す。この患者にみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A037]←[国試_100]→[100A039]
[★]
- 英
- antinuclear antibody ANA, anti nuclear antibodies ANAs
- 関
- SLE、自己抗体
- 検査法:HEp-2細胞を器質に用いる。
- 頻度についてはsee REU.14
- 正常値:40倍以下(REU.13)
- 高齢者では80,160倍と言った値が見られることがある。
- 20-60歳の健常人を調べた検査で、40倍での陽性率30%、80倍は13%、160倍は3%。
- 参考1
参考
- http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/otherdata/127-P77-0361.html
[★]
- 英
- autoantibody
- 関
- 抗体
疾患特異的自己抗体
- 抗Sm抗体-SLE
- 抗RNA抗体-SLE,MCTD(overlap syndrome)
- 抗SS-B抗体-シェーグレーン症候群
- 抗Scl-70抗体-強皮症
- 抗セントロメア抗体-強皮症(手足限局型)
- 抗Jo-1抗体-多発性筋炎
- 抗白血球細胞質抗体(ANCA)
- C-ANCA-Wegener肉芽腫
- P-ANCA-壊死性半月体形成性腎炎、顕微鏡的多発血管炎、チャーグ-ストラウス症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)
特異的自己抗体 NDE.178
[★]
- 英
- antibody, Ab
- 関
- γ-globline、免疫グロブリン
- 抗原を特異的に認識する糖蛋白質である免疫グロブリンの一種。
- 血液・リンパ液中で抗原と非結合状態のものを指す
- 液性免疫に関与
[★]
- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
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- 関
- double-stranded DNA
[★]
- 英
- anti
- 関
- アンチ