- 53歳の女性。2日前に発症した嗄声を主訴に来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。50歳ごろから高血圧症で内服治療中。身長 156cm、体重 57kg。体温 36.4℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/86mmHg。尿検査と血液検査とに異常を認めない。喉頭内視鏡像(別冊No. 21)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A048]←[国試_111]→[111A050]
★リンクテーブル★
[★]
- 61歳の女性。腹痛を主訴に来院した。1日前から上腹部の鈍痛を自覚し、次第に増悪してきたため受診した。腹痛は持続性であり、心窩部から臍周囲まで広範囲に認め、限局していないがやや右側に強い。悪心はあるが嘔吐はない。体温 37.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 120/72mmHg。呼吸数 16/分。同部位に圧痛と軽度の反跳痛を認めるが筋性防御を認めない。便は軟便であるが水様下痢ではなく、血液は混じっていない。腸雑音はやや低下し、金属音は聴取しない。血液所見:赤血球 432万、Hb 13.1g/dL、Ht 39%、白血球 15,500(桿状核好中球 32%、分葉核好中球 58%、好酸球 1%、好塩基球 1%、リンパ球 8%)、血小板 29万。血液生化学所見:尿素窒素 10mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL。CRP 5.7mg/dL。腹部超音波検査で肝臓と胆嚢とに異常を認めない。腹部CTの水平断像(別冊No. 20A)と冠状断像(別冊No. 20B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A047]←[国試_111]→[111A049]
[★]
- 42歳の男性。自力で動けなくなったため救急車で搬入された。2週間前から腰痛が増悪し、今朝から動けなくなった。2年前から定職に就かず路上生活を送っているという。意識は清明。体温 37.2℃。心拍数 88/分、整。血圧 130/78mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 98%(room air)。疼痛のため、左股関節を伸展できず、仰臥位になることもできない。両下肢に明らかな筋力低下を認めない。腱反射に異常を認めない。赤沈 45mm/1時間。血液所見:Hb 13.2g/dL、白血球 9,000。CRP 3.4mg/dL。搬入時の腰椎エックス線写真(別冊No. 22A)と右半側臥位での腰椎造影MRI(別冊No. 22B)及び入院3日目の仰臥位での腰椎MRIのT2強調像(別冊No. 22C)とを別に示す。
- 治療方針を決定するために有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A049]←[国試_111]→[111A051]
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