- 1か月の乳児。健康診査のため母親に連れられて来院した。母乳栄養で1日10回哺乳し、便は黄色泥状で4、5日に1回出る。固視するが追視はせず、大きな音がすると、万歳をするように両手を上前方に突き出した後に抱え込むような動作がみられるという。身長 53cm、体重 3,680g(出生時体重 2,850g)、頭囲 37cm。皮膚に黄染を認める。顔面に紅色丘疹の集簇を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 母親への説明として適切なのはどれか。
- a 「光線療法を行いましょう」
- b 「顔に抗菌薬の軟膏を塗りましょう」
- c 「肛門を綿棒で刺激して排便を促しましょう」
- d 「体重が増えていないので、ミルクを加えましょう」
- e 「てんかん発作があるので、抗てんかん薬を飲ませましょう」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 24歳の初妊婦。妊娠 38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強し、陣痛発来後8時間で 2,960gの女児を分娩した。Apgarスコアは10点(5分)であった。児娩出後30分が経過したが、胎盤が娩出されず、用手剥離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し、胎盤娩出までの出血量は1,200mLとなった。意識は清明。心拍数 72/分、整。血圧80/40mmHg。性器出血が持続し強い下腹部痛を訴えている。腹部の触診で子宮底を触知せず、腟鏡診では外子宮口が不明で暗赤色の腫瘤を認める。
- 性器出血の原因として疑う疾患はどれか。
[正答]
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- 32歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。母親が慢性腎不全で血液透析を受けている。両側季肋部から両側側腹部に腫瘤を触知し、軽度の圧痛を認める。血圧 146/92mmHg。尿所見:蛋白 (±)、潜血 (-)。血液生化学所見:尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。左の側腹部の腹部超音波像(別冊No. 8A)と腹部CTの冠状断像(別冊No. 8B)とを別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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