- 36歳の男性。右眼の充血と視力低下とを主訴に来院した。3年前から時々難治性の口内炎が出現していた。1年前からしばしば右眼の霧視が出現するようになったが2週間程度で回復するため気にしていなかった。3日前から霧視に加えて視力低下が出現したため受診した。視力は右 0.1(0.2×-2.5D)、左 0.1(1.0×-2.0D)。右眼の前眼部写真(別冊No. 25A)、眼底写真(別冊No. 25B)及び蛍光眼底造影写真(別冊No. 25C)を別に示す。
- 診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I076]←[国試_111]→[111I078]
★リンクテーブル★
[★]
- 34歳の男性。大動脈解離の定期受診のため来院した。2年前に胸部下行大動脈解離を指摘され、以後、自宅近くの診療所で降圧薬の投与を受けている。自覚症状は特にない。父親は30歳台で大動脈疾患で死亡した。喫煙歴と飲酒歴はない。身長 179cm、体重 50kg。体温 36.7℃。脈拍 72/分、整。血圧 104/36mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅣ/Ⅵの拡張期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢が長く、クモ状指趾を認める。四肢末梢の動脈拍動に差を認めない。水晶体偏位を認める。胸部造影CT(別冊No. 26A~D)と心エコー図(別冊No. 26E)とを別に示す。
- この患者について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I077]←[国試_111]→[111I079]
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- 45歳の男性。職場の廊下で倒れているところを同僚に発見され救急車で搬入された。同僚や家族によると最近、ときに異常な言動がみられたという。常用薬はない。身長 172cm、体重 84kg(ともに家族からの情報)。体温 36.5℃。心拍数 110/分、整。血圧 140/70mmHg。呼吸数 18/分。呼びかけにかすかにうなずき、痛み刺激に反応する。全身の発汗が著明である。胸腹部に異常を認めない。血液生化学所見:血糖 28mg/dL、Na 138mEq/L、K 3.7mEq/L、Cl 99mEq/L、空腹時インスリン(IRI) 42μU/mL(基準 17以下)、空腹時Cペプチド 5.6ng/dL(基準 0.6~2.8以下)。心電図、胸腹部エックス線写真、腹部超音波検査および頭部CTで異常を認めない。
- 鑑別診断に必要な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I075]←[国試_111]→[111I077]
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