- 79歳の女性。昨夜から発熱していると連絡があり主治医による往診となった。7年前に脳梗塞を発症し、1年前から診療所の医師が主治医として訪問診療を行っている。要介護度は4で、1日中ベッド上で過ごしている。排泄、清拭、食事などには全面的な介助が必要である。高齢の夫と2人暮らしで、訪問介護サービスを利用している。認知症はなく、夫にこれ以上介護の負担をかけたくないと話している。意識は清明。身長 143cm、体重 38kg。体温 38.2℃。脈拍 88/分、整。血圧 88/52mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 88%(room air)。口腔内と皮膚は乾燥し、右胸部にcoarse cracklesとrhonchiとを聴取する。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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- 68歳の女性。易疲労感と咳嗽とを主訴に来院した。6か月前から左上葉肺癌で抗癌化学療法と放射線療法とを受けていた。2か月前に治療は終了し経過観察されている。2週間前から易疲労感と乾性咳嗽があり、次第に悪化したため受診した。身長 160cm、体重 58kg。体温 36.6℃。脈拍 88/分、整。血圧 126/80mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様である。心音に異常を認めないが、左胸部で気管支呼吸音と軽度のwheezesを聴取する。血液所見:赤血球 389万、Hb 10.2g/dL、Ht 32%、白血球 5,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 6.7g/dL、アルブミン 3.7g/dL、総ビリルビン 0.3mg/dL、AST 16U/L、ALT 13U/L、LD 273U/L(基準 176~353)、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 143mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 105mEq/L、CEA 4.8ng/mL(基準 5以下)。CRP 1.3mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 6A)と肺野条件の胸部CT(別冊No. 6B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E040]←[国試_111]→[111E042]
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- 日齢3の新生児。哺乳不良と傾眠傾向とのため産科診療所から救急車でNICUに搬入された。在胎 40週、体重 3,200g、Apgarスコア9点(1分)で出生した。生後6時間から皮膚と眼球結膜との黄染を認めていた。体温 37.0℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。SpO2 98%(room air)。血液所見:赤血球 380万、Hb 13.0g/dL、白血球 12,000、血小板 23万。血液生化学所見:総ビリルビン 30.0mg/dL、直接ビリルビン 1.8mg/dL、AST 15U/L、ALT 18U/L、LD 650U/L(基準 335~666)。
- この患児にみられる可能性が高い所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E042]←[国試_111]→[111E044]
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