- 84歳の男性。物忘れを主訴に家族に連れられて来院した。約半年前から物忘れを自覚していた。最近になり認知症の妻の服薬内容をたびたび間違え、十分に管理できなくなっており、心配した隣町に住む長女に連れられて妻とともに受診した。普段は妻と2人暮らしで、妻の定期受診の際は診療所まで車を運転している。
- この患者の認知機能を評価するのに適切な問いかけはどれか。
- a 「よく眠れますか」
- b 「片足で立ってください」
- c 「夜トイレに何回行きますか」
- d 「100から7を順番に引いてください」
- e 「最近死にたいと思ったことはありませんか」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の男性。3時間前に左下肢を耕うん機に挟まれたため救急車で搬入された。現場で副子固定を受けている。1年前の人間ドックでは特に異常を指摘されていない。意識は清明。心拍数 88/分、整。血圧 100/60mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。開放創は土壌で軽度に汚染され脛骨の骨片が露出している。後脛骨動脈の脈拍を触知し、足底の感覚は保たれているが、足背は感覚が脱失し、足趾は背屈不能である。血液所見:赤血球 433万、Hb 14.2g/dL、白血球 4,200。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、CK 253U/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP 0.1mg/dL。下肢の写真(別冊No. 2A)とエックス線写真(別冊No. 2B)とを別に示す。直ちに輸液を開始し、麻酔下で創部の洗浄を行った。
- 次に行うべき処置はどれか。
[正答]
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[★]
- 18歳の女子。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から38.5℃の発熱と咽頭痛が続いている。口蓋扁桃は両側とも発赤、腫大しており、白苔の付着を認める。
- この患者が細菌感染症よりウイルス感染症であることを示唆するのはどれか。
- a 後頸リンパ節腫大を認める。
- b 口蓋垂の偏位を認める。
- c 結膜充血を認めない。
- d 肝脾腫を認めない。
- e 皮疹を認めない。
[正答]
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