- 61歳の男性。人間ドックでPSA 23.0ng/mL(基準 4.0以下)を指摘され来院した。自覚症状はない。家族歴は父親が前立腺癌で死亡。直腸指診で前立腺左葉に硬結を触知する。経直腸超音波検査で前立腺左葉に低エコー領域を認める。前立腺針生検で8か所中2か所に低分化腺癌(Gleason score5+4)を認める。
- この患者に説明する内容として正しいのはどれか。
- a 偶発癌である。
- b 非上皮性腫瘍である。
- c 遺伝的要因が疑われる。
- d 肺と肝とに転移しやすい。
- e 直腸への播種が疑われる。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の男性。職場の健康診断で産業医との面談を勧められて訪れた。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。仕事はデスクワークで喫煙は20本/日を28年間。飲酒は日本酒4合/日を25年間。運動不足で食事は塩辛いものを好む。健康診断では身長 174cm、体重 65kg。血圧 148/92mmHg。血液生化学所見:AST 28U/L、ALT 32U/L、γ-GTP 48U/L(基準8~50)、クレアチニン 0.9mg/dL、血糖 98mg/dL、HbA1c 5.8%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 148mg/dL、HDLコレステロール 40mg/dL、LDLコレステロール 122mg/dL。
- 定期的な運動と禁煙の勧奨に加えて食事指導を行う場合、1日当たりの摂取量の組合せで適切なのはどれか。
[正答]
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- 12歳の男児。肺結核の接触者検診のため来院した。同居している祖父が肺結核と診断されており、患児は2週間前から37.5℃前後の微熱と咳嗽が続いているという。
- 対応として正しいのはどれか。
- a 診察時は手袋を着用する。
- b 聴診器を患児専用にする。
- c トイレでの採痰を指示する。
- d 医療従事者はN95マスクを着用する。
- e 診察室内で患児が接触した場所の消毒を行う。
[正答]
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