- 28歳の女性。自転車を運転中に乗用車にはね飛ばされたため救急車で搬入された。意識は昏睡。体温 36.8℃。心拍数 88/分、整。血圧 124/78mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 97%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。右眼のみを開瞼すると右瞳孔径は4mmで、同時に左眼を開瞼しても右瞳孔径は変化しない。左眼のみを開瞼すると左瞳孔径は6mmで、同時に右眼を開瞼すると左瞳孔径は4mmに収縮する。両眼とも眼底に異常を認めない。
- 瞳孔異常の障害部位として最も考えられるのはどれか。
- a 視交叉
- b 左視神経
- c 右後頭葉
- d 左動眼神経
- e 右外側膝状体
[正答]
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[★]
- 1か月の乳児。発熱を主訴に両親に連れられて来院した。本日から38℃台の発熱を認めたため夜間の救急外来を受診した。咳や鼻汁などの気道症状はなく、嘔吐や下痢もない。しかし、何となく元気がなく泣き声も弱々しい。哺乳量も普段の半分程度であるという。在胎39週、2,980gで出生した。昨日までは機嫌がよく、母乳栄養で体重増加は良好であった。咽頭は発赤を認めず、心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。大泉門は平坦である。体温 38.5℃。脈拍 140/分、整。呼吸数 40/分。血液所見:赤血球 380万、Hb 12.6g/dL、白血球 3,500、血小板 25万。血液生化学所見:総ビリルビン 5.3mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 48U/L、ALT 44U/L、LD 697U/L(基準 314~737)、ALP 836U/L(基準 413~1,080)、尿素窒素 10mg/dL、クレアチニン 0.2mg/dL、血糖 64mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 0.3mg/dL。
- 両親に対する説明として適切なのはどれか。
- a 「明日の外来を受診してください」
- b 「重症感染症の疑いがあります」
- c 「解熱薬を使用しましょう」
- d 「肝機能異常があります」
- e 「光線療法が必要です」
[正答]
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[★]
- 45歳の男性。2か月前から生じた右腋窩の皮疹を主訴に来院した。被覆皮膚と癒着し波動を触れる径20mmの皮疹が存在する。腋窩の写真(別冊No. 11A)と皮疹部の超音波像(別冊No. 11B)とを別に示す。
- この皮疹の種類はどれか。
[正答]
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