- 80歳の男性。右胸部の疼痛を伴う皮疹を主訴に来院した。2日前から症状を自覚していた。昨日から次第に悪化し、今朝衣服に浸出液が付着していることに気付いたため受診した。右胸部の写真(別冊No. 18)を別に示す。
- 適切な治療薬はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 72歳の女性。右手が使いにくいことを主訴に来院した。3年前から料理のときに右手で炒めものをかき混ぜづらく、歩行時に右足を引きずると感じていたが、症状の進行は自覚しなかった。半年前、物を持って平地を歩いているときに小走りになって転倒した。そのころから徐々に右足の引きずりが強くなっているように感じている。10年前から便秘で5年前から嗅覚の低下を自覚している。3年前に夫と死別してから抑うつ傾向となり、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を服用している。半年前に娘と旅行をしたとき、睡眠中に寝言を言いながら手足をバタバタさせていたという。表情は乏しいが、眼球運動は正常で眼振は認めない。右優位の筋強剛と無動を認めるが、振戦を認めない。四肢の腱反射は正常で、Babinski徴候は認めない。ドパミントランスポーターSPECT(別冊No. 19)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 69歳の男性。膵腫瘤の増大を指摘されて来院した。4年前の人間ドックで初めて径15mmの膵腫瘤を指摘され、経過観察とされていたが、その後医療機関を受診していなかった。今回、人間ドックで腫瘤の増大を指摘され紹介されて受診した。体温 36.2℃。脈拍 72/分、整。血圧 132/80mmHg。呼吸数 12/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 402万、Hb14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,800、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 23U/L、ALT 22U/L、ALP 213U/L(基準 115~359)、γ-GTP 17U/L(基準8~50)、アミラーゼ 42U/L(基準 37~160)、血糖 98mg/dL。CRP 0.2mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 17A)とMRCP(別冊No. 17B)とを別に示す。腹部造影CTで腫瘤の最大径は35mmである。
- 適切な手術はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A042]←[国試_111]→[111A044]
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