- 日齢3の新生児。哺乳不良と傾眠傾向とのため産科診療所から救急車でNICUに搬入された。在胎 40週、体重 3,200g、Apgarスコア9点(1分)で出生した。生後6時間から皮膚と眼球結膜との黄染を認めていた。体温 37.0℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。SpO2 98%(room air)。血液所見:赤血球 380万、Hb 13.0g/dL、白血球 12,000、血小板 23万。血液生化学所見:総ビリルビン 30.0mg/dL、直接ビリルビン 1.8mg/dL、AST 15U/L、ALT 18U/L、LD 650U/L(基準 335~666)。
- この患児にみられる可能性が高い所見はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 42歳の女性。左片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。本日、朝食を準備中に突然、意識を失い倒れたため夫が救急車を要請した。1年前に高血圧を指摘されたことがあるが特に治療は受けていなかった。意識レベルはJCSⅡ-10。体温 36.7℃。心拍数 84/分、整。血圧 150/88mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 100%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。左片麻痺を認める。血液所見:赤血球 418万、Hb 12.8g/dL、Ht 38%、白血球 7,200、血小板 23万。血液生化学所見:血糖 98mg/dL。CRP 0.2mg/dL。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。頭部CT(別冊No. 7A)と右内頸動脈造影側面像(別冊No. 7B)とを別に示す。今後の治療方針として血管内治療の後に開頭手術を行うこととした。
- 行うべき血管内治療はどれか。
[正答]
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- 79歳の女性。昨夜から発熱していると連絡があり主治医による往診となった。7年前に脳梗塞を発症し、1年前から診療所の医師が主治医として訪問診療を行っている。要介護度は4で、1日中ベッド上で過ごしている。排泄、清拭、食事などには全面的な介助が必要である。高齢の夫と2人暮らしで、訪問介護サービスを利用している。認知症はなく、夫にこれ以上介護の負担をかけたくないと話している。意識は清明。身長 143cm、体重 38kg。体温 38.2℃。脈拍 88/分、整。血圧 88/52mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 88%(room air)。口腔内と皮膚は乾燥し、右胸部にcoarse cracklesとrhonchiとを聴取する。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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