- 48歳の男性。道路に倒れているところを発見され救急車で搬入された。3か月前から職場の人間関係に悩み、不眠と食欲低下が続き仕事が手につかなくなっていたという。当日は勤務後に居酒屋で大量に飲酒し、川に飛び込んで死のうと橋の欄干に登ったが道路側に転落したという。「今は死にたいとは思わないが、また妻に心配をかけてしまった」と述べる。アルコール臭を認めるが意識は清明。後頭部に皮下血腫を認める。顔面に数個の擦過傷を認める。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。頭部CTで異常を認めない。
- 対応として適切でないのはどれか。
- a 精神科受診を勧める。
- b 自殺をしないよう約束させる。
- c 自殺企図のあったことを警察に通報する。
- d 大量のアルコール飲用について注意する。
- e 家族のサポートが必要であることを説明する。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 観光旅行中に倒れたという外国人女性が救急車で搬入された。大きく呼びかけるとかすかに目を開くが意思の疎通は取れない。同行の友人によると持病があるとのことで、女性のかかりつけ医から預かった手紙を差し出した。
- To whom it may concern: This is to inform you that Ms. ■■■■■■ (Birth Date 3/14/1998) has 21-hydroxylase deficiency. Her condition has been well-controlled with 9 alpha-fludrocortisone and hydrocortisone. Although she does not experience any problems during her daily activities, there isa small but certain possibility that she falls into a state of adrenal failure, especially if she is confronted with severe stress on her week-long trip to Japan.
- If she complains of severe fatigue, fever, anorexia, or is found unconscious, please give her intravenous hydrocortisone and sodium-containing fluid, and contact an endocrinologist immediately.
- Thank you for your cooperation.
- ■■■■■■, M.D.
- ■■■■■■ Clinic
- a 副腎皮質ステロイドの静注と乳酸リンゲル液の点滴静注
- b 副腎皮質ステロイドの静注と5%ブドウ糖液の点滴静注
- c 20%ブドウ糖液の静注と5%ブドウ糖液の点滴静注
- d アドレナリンの皮下注と生理食塩液の点滴静注
- e アドレナリンの筋注と生理食塩液の点滴静注
[正答]
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- 77歳の女性。自宅の玄関で倒れているところを家人に発見され、痛みで立ち上がれないため救急車で搬入された。意識は清明。心拍数 92/分、整。血圧170/100 mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。右股関節を動かすと痛がる。右下肢に腫脹を認めず圧痛もはっきりしない。上肢の筋力低下を認めない。四肢の腱反射は正常。感覚の左右差はない。いつもは200m先のコンビニエンスストアまで杖をついて買い物に行っていたという。股関節エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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