- 52歳の女性。就寝中に呼吸が止まるのを夫に指摘されて来院した。3か月前から動悸と昼間の眠気とを感じている。4か月前からうつ病で内服治療中である。喫煙は 10本/日を30年間。飲酒はビール 1,000mL/日を20年間。身長 161cm、体重 78kg。脈拍 76/分、整。血圧 156/104mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。簡易モニター検査後のポリソムノグラフィで無呼吸低呼吸指数は26(基準5未満)、無呼吸の最長持続時間は112秒(基準9未満)、睡眠中のSpO2は最低値 77%、平均値 96%、いびきの回数は428/時間である。
- この患者に対する働きかけとして適切なのはどれか。3つ選べ。
- a 「禁煙しましょう」
- b 「減量手術をしましょう」
- c 「飲酒を制限しましょう」
- d 「仰向けに寝るようにしましょう」
- e 「内服薬の見直しについて相談しましょう」
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 46歳の女性。軽労作での呼吸困難を主訴に来院した。1年前から長時間歩行時の息切れを自覚していた。最近になって階段昇降や平地歩行でも息切れが出現するようになり、下肢の浮腫も自覚するようになったため受診した。身長 155cm、体重 80kg。体温 36.2℃。脈拍 76/分、整。血圧 130/60mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 90%(room air)。胸部の聴診でⅡ音の亢進を認める。両下肢に著明な浮腫を認める。神経学的所見に異常を認めない。12誘導心電図(別冊No. 28A)と心エコー図(別冊No. 28B)とを別に示す。
- この患者の病態の原因として考えられるのはどれか。3つ選べ。
- a 膠原病
- b 急性右室梗塞
- c 僧帽弁閉鎖不全
- d 特発性肺動脈性肺高血圧症
- e 慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症
[正答]
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- 76歳の男性。発熱と右季肋部痛とを主訴に来院した。昨日から右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温 38.1℃。血圧 124/86mmHg。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右季肋部に圧痛を認める。血液所見:白血球 17,600。血液生化学所見:総ビリルビン 6.9mg/dL、直接ビリルビン 4.2mg/dL、AST 371U/L、ALT 297U/L、ALP 531U/L(基準 115~359)、γ-GTP 237U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 52U/L(基準 37~160)。CRP 16mg/dL。腹部超音波検査で胆嚢壁に異常を認めない。腹部CT(別冊No. 27)を別に示す。
- 適切な対応はどれか。2つ選べ。
[正答]
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