- 79歳の女性。人間ドックの腹部超音波検査で脂肪肝と肝の占拠性病変とを指摘されたため来院した。飲酒歴はない。意識は清明。身長 152cm、体重 65kg。体温 36.2℃。脈拍 64/分、整。血圧 120/60mmHg。眼球結膜に黄染を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 479万、Hb 14.1g/dL、Ht 42%、白血球 5,400、血小板 12万、PT-INR 1.2(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.3g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 61U/L、ALT 69U/L、LD 171U/L(基準 176~353)、ALP 271U/L(基準 115~359)、γ-GTP 121U/L(基準 8~50)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、総コレステロール 261mg/dL、トリグリセリド 190mg/dL、HDLコレステロール 37mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 0.1mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。EOB造影MRI(別冊No. 5A~C)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D021]←[国試_111]→[111D023]
★リンクテーブル★
[★]
- 47歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。以前から1か月に2回程度の5分ほど続く動悸を自覚しており、2年前の健康診断でWPW症候群を指摘されていたが、医療機関は受診していなかった。本日20時ごろに突然意識を失って倒れたため、家族が救急車を要請した。脈は微弱(頻脈)。意識レベルはJCSⅠ-30。心拍数 172/分。血圧64/48 mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 92%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。顔色は不良である。2年前の心電図(別冊No. 4A)と今 回の心電図(別冊No. 4B)とを別に示す。
- 次に行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D020]←[国試_111]→[111D022]
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- 20歳の男性。右上下肢伸展位と右共同偏視が出現した後、全身けいれん発作が出現したため救急車で搬入された。意識レベルはGCS 7(E2V2M3)。来院時も右上下肢の強直間代性けいれんが持続している。体温 38.2℃。心拍数 96/分、整。血圧 158/96mmHg。呼吸数 32/分。SpO2 98%(鼻カニューラ 2L/分酸素投与下)。
- 第一選択となる薬剤はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D022]←[国試_111]→[111D024]
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