- 5歳の男児。咳嗽と呼吸困難とを主訴に両親に連れられて来院した。3日前から発熱、咳嗽および喘鳴が出現したため、かかりつけ医を受診しβ2刺激薬の吸入と経口副腎皮質ステロイドが処方された。昨夜から解熱したが呼吸困難のため夜間眠れなくなり、再度かかりつけ医を受診したところ喘鳴と鎖骨上窩の皮膚の握雪感とを認めたため紹介された。来院時、会話ができない状態であった。
- この患児の胸部エックス線写真で予想される所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 82歳の女性。傾眠状態のため家族に連れられて来院した。生来健康だったが先月から血尿、口渇、便秘、悪心および食欲不振が出現していた。昨日から傾眠傾向となり増悪するため同居する息子夫婦が自家用車に乗せて連れてきた。身長 152cm、体重 40kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 142/56mmHg。呼びかけると開眼するが、すぐに閉眼する。眼瞼結膜は貧血様である。口腔内は著明に乾燥している。頸部と腋窩のリンパ節を触知しない。心尖部を最強点とするⅢ/Ⅵの収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟。右鼠径部に径約4cm、弾性硬、可動性不良の腫瘤を触知する。尿所見:赤色調、蛋白1+、糖(-)、潜血3+、沈渣に赤血球多数/1視野、異型性の強い上皮細胞多数/1視野。血液所見:赤血球 380万、Hb 10.8g/dL、白血球 8,100、血小板 13万。血液生化学所見:総蛋白 5.1g/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 29U/L、LD 283U/L(基準 176~353)、ALP 146U/L(基準 115~359)、尿素窒素 23mg/dL、クレアチニン 1.3mg/dL、尿酸 11.1mg/dL、血糖 198mg/dL、HbA1c 6.4%(基準 4.6~6.2)、Na 140mEq/L、K 3.5mEq/L、Cl 99mEq/L、Ca 15.0mg/dL、P 2.5mg/dL。
- 輸液とともに投与すべきなのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 40歳の男性。発熱、右膝関節痛、左股関節痛および左足関節痛を主訴に来院した。4日前から左股関節痛が出現し、2日前には右膝関節痛と左足関節痛が出現した。関節痛は徐々に増悪し、立っていることができなくなったため受診した。2週間前に異性と性交渉をもったという。体温 38.1℃。脈拍 80/分、整。血圧 130/60mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めず、肝・脾を触知しない。表在リンパ節は触知しない。血液所見:赤血球 475万、Hb 14.2g/dL、Ht 45%、白血球 11,000、血小板 38万。血液生化学所見:AST 20U/L、ALT 22U/L、LD 202U/L(基準 176~353)、CK 45U/L(基準 30~140)、クレアチニン 0.7mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 103mEq/L。免疫血清学検査:CRP 5.6mg/dL、リウマトイド因子(RF)陰性。尿中クラミジア抗原陽性。
- この患者で認められる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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