- 65歳の男性。大腸癌の手術後で入院中である。2週間前に右腹部の腫瘤と疼痛とを自覚して受診した。来院時、身長 165cm、体重 64kg。脈拍 64/分、整。血圧 140/88mmHg。右側腹部に可動性のある径5cmの腫瘤を触知した。腹部CTで上行結腸の不整な壁肥厚と上腸間膜静脈周囲のリンパ節腫大を認め、大腸内視鏡検査と生検で上行結腸癌と診断された。入院後、リンパ節郭清を伴う右半結腸切除術が行われた。現在、手術終了から16時間が経過している。脈拍 104/分、整。血圧 108/80mmHg。腹部は軟だが、やや膨隆している。腸雑音は低下している。16時間尿量 560mL、尿比重 1.020。経鼻胃管からの16時間排液量は1,200mLで性状は淡黄色混濁である。
- 行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I043]←[国試_111]→[111I045]
★リンクテーブル★
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- 75歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。7年前からParkinson病で通院中である。1か月前から歩き始めの一歩が出づらくなり、急に立ち止まってしまうことが多くなった。今朝トイレに行こうとして自宅の廊下で転倒し、家族に付き添われて受診した。レボドパ(L-dopa)とドロキシドパが処方されている。意識は清明。右頬部と右肘部とに皮下出血を認める。胸部、腰部および四肢に圧痛はない。四肢に無動とわずかな筋強剛とを認める。歩行は速やかで手の振りも良好であるが、狭いところや方向転換の際には急に立ち止まってしまい、すくんでしまう。頭部CTで異常を認めない。
- 最も適切な助言はどれか。
- a 「片足立ちの練習をしましょう」
- b 「足首を支える装具を着けましょう」
- c 「外出時は車椅子を使用しましょう」
- d 「身体を手で押してもらって抵抗力をつけましょう」
- e 「家の床に歩幅間隔の目印として横線を引きましょう」
[正答]
※国試ナビ4※ [111I044]←[国試_111]→[111I046]
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- 55歳の女性。人間ドックで異常を指摘されたため来院した。以前からしばしば悪心を伴う頭痛があり、右眼の霧視を自覚していたが特に気にしていなかった。人間ドックの眼底検査で右眼底に視神経乳頭陥凹の拡大を指摘され受診した。
- まず行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I042]←[国試_111]→[111I044]
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