★リンクテーブル★
[★]
- 34歳の初産婦。妊娠38週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。午前6時に10分周期の痛みを伴う規則的な子宮収縮が始まったため、午前6時30分に受診した。来院時の内診所見で子宮口は4cm開大、卵膜を触知し、児頭下降度はSP+1cm、3時方向に小泉門を触知した。Leopold診察法で児背を母体の左側に触知した。入院後、同日の午後4時に子宮口が全開大し、午後4時15分に自然破水、午後4時40分に児頭が発露した。午後4時49分、児の顔が母体の後方を向く方向から母体の右方を向く方向に回旋しながら児頭が娩出され、午後4時50分に児の全身が娩出された。分娩経過中の胎児心拍数陣痛図には異常を認めなかった。児は男児で出生体重は3,360gだった。頭部に骨重積を認めた。午後5時に胎盤が自然に娩出された。分娩時出血量は420mLだった。
- この分娩の経過について正しいのはどれか。
- a 適時破水である。
- b 胎位は第2頭位である。
- c 分娩時出血量は異常である。
- d 分娩時間は10時間50分である。
- e 児の右頭頂骨が左頭頂骨の下に入り込んでいる。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E054]←[国試_111]→[111E056]
[★]
- 28歳の女性。自転車を運転中に乗用車にはね飛ばされたため救急車で搬入された。意識は昏睡。体温 36.8℃。心拍数 88/分、整。血圧 124/78mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 97%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。右眼のみを開瞼すると右瞳孔径は4mmで、同時に左眼を開瞼しても右瞳孔径は変化しない。左眼のみを開瞼すると左瞳孔径は6mmで、同時に右眼を開瞼すると左瞳孔径は4mmに収縮する。両眼とも眼底に異常を認めない。
- 瞳孔異常の障害部位として最も考えられるのはどれか。
- a 視交叉
- b 左視神経
- c 右後頭葉
- d 左動眼神経
- e 右外側膝状体
[正答]
※国試ナビ4※ [111E052]←[国試_111]→[111E054]
[★]