- 78歳の男性。呼吸困難を主訴に夜間救急外来を受診した。呼吸困難のために病歴は十分に得ることができない。家族の話によると、5年前から自宅近くの診療所で在宅酸素療法が導入されており、1L/分の酸素を吸入している。来院時は、酸素ボンベを持参している。意識は清明。体温 36.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 130/80mmHg。呼吸数 20/分。体格はやせ型。吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち、口すぼめ呼吸をし、喘鳴が著明である。動脈血ガス分析(鼻カニューラ1L/分酸素投与下):pH 7.35、PaCO2 55Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 30mEq/L。
- 酸素療法による適切な初期対応はどれか。
- a リザーバー付マスク 10L/分
- b リザーバー付マスク 5L/分
- c 鼻カニューラ 5L/分
- d 鼻カニューラ 1.5L/分
- e 鼻カニューラ 0.5L/分
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 23歳の男性。睡眠障害と全身倦怠感とを主訴に産業医を訪れた。3か月前に就職し、1か月前から易疲労感を自覚するようになり、夜間十分に眠っても日中に強い眠気を感じるようになった。2週間前から食欲が低下し、やる気が起きないことが続き、仕事上の小さなミスも増えておりストレスが多いと感じている。産業医に自分の状況を相談した。
- 相談を受けた産業医の対応として最も適切なのはどれか。
- a 特に何もしない。
- b 直ちに休職させる。
- c 医療機関の受診を勧める。
- d もう少し様子をみるよう勧める。
- e 他の同期入職者も頑張っているからと励ます。
[正答]
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- 43歳の女性。1か月前の健康診断で異常を指摘され来院した。健診の報告書を示す。
- a 「病気ではなくても4,000を下回ることがあります」
- b 「以前の検査結果との比較が重要です」
- c 「本日も同じ検査をしましょう」
- d 「白血球の種類を調べましょう」
- e 「骨髄の検査が必要です」
[正答]
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