- 32歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。母親が慢性腎不全で血液透析を受けている。両側季肋部から両側側腹部に腫瘤を触知し、軽度の圧痛を認める。血圧 146/92mmHg。尿所見:蛋白 (±)、潜血 (-)。血液生化学所見:尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。左の側腹部の腹部超音波像(別冊No. 8A)と腹部CTの冠状断像(別冊No. 8B)とを別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 1か月の乳児。健康診査のため母親に連れられて来院した。母乳栄養で1日10回哺乳し、便は黄色泥状で4、5日に1回出る。固視するが追視はせず、大きな音がすると、万歳をするように両手を上前方に突き出した後に抱え込むような動作がみられるという。身長 53cm、体重 3,680g(出生時体重 2,850g)、頭囲 37cm。皮膚に黄染を認める。顔面に紅色丘疹の集簇を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 母親への説明として適切なのはどれか。
- a 「光線療法を行いましょう」
- b 「顔に抗菌薬の軟膏を塗りましょう」
- c 「肛門を綿棒で刺激して排便を促しましょう」
- d 「体重が増えていないので、ミルクを加えましょう」
- e 「てんかん発作があるので、抗てんかん薬を飲ませましょう」
[正答]
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- 6歳の女児。Hirschsprung病の定期受診のため来院した。1歳時に回腸肛門吻合術を受けた。現在、在宅で中心静脈栄養、経腸栄養剤および普通食で栄養支援をしている。中心静脈栄養は1,000mL/日で、その組成の12.5%がブドウ糖で7.5%がアミノ酸である。経腸栄養剤は300mL/日(1kcal/mL)である。身長と体重は標準で、同年齢の推定エネルギー必要量は1,450kcal/日(2015年版食事摂取基準)である。中心静脈栄養から離脱できるか評価したい。
- エネルギー必要量のうち、現時点で中心静脈栄養が占めている割合に最も近いのはどれか。
- a 20%
- b 25%
- c 45%
- d 55%
- e 75%
[正答]
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