- 35歳の女性。血痰と発熱とを主訴に来院した。約2週間前から咳嗽と発熱とが出現し、昨日から血痰と呼吸困難とを自覚するようになった。6年前から甲状腺機能亢進症でプロピルチオウラシルを内服している。体温 38.3℃。脈拍 104/分、整。血圧 128/72mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 93%(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。背部にfine cracklesを聴取する。血液所見:Hb 6.2g/dL。CRP 3.6mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 16A)と肺野条件の胸部CT(別冊No. 16B、 C)とを別に示す。喀痰の塗抹、培養検査は一般細菌、抗酸菌ともに陰性で、結核菌のPCR検査も陰性である。気管支肺胞洗浄液は鮮紅色で、ヘモジデリン貪食マクロファージを認める。
- 現在の症状に最も関連するのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 27歳の女性。発熱と顔面の紅斑との精密検査のため4日前から入院中である。3か月前から手指の関節痛を自覚していた。1か月前から顔面の紅斑と37℃台の発熱も出現したため受診した。来院時、意識は清明。体温37.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 106/72mmHg。両側頬部に浮腫状の紅斑を認めた。心音と呼吸音とに異常を認めなかった。両側の手関節と肘関節とに圧痛を認めた。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 405万、Hb 11.1g/dL、Ht 34%、白血球 2,500(好中球 70%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 4%、リンパ球 24%)、血小板 15万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)、APTT 38.9秒(基準対照 32.2)。血液生化学所見:尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 108mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL、リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体 1,280倍(基準 20以下)、抗DNA抗体 60IU/mL(基準7以下)、CH50 2U/mL(基準 30~40)、C3 32mg/dL(基準 52~112)、C4 3mg/dL(基準 16~51)。本日から頭痛、めまい及び嘔吐が出現し、7%重炭酸ナトリウムを静脈投与されたが改善しない。意識は清明。水平眼振を認める。頭部CT(別冊No. 15A)と頭部MRIのFLAIR像(別冊No. 15B、C)とを別に示す。脳脊髄液所見に異常を認めない。
- 次に行う治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D035]←[国試_111]→[111D037]
[★]
- 38歳の初産婦。妊娠34週の妊婦健康診査のため来院した。腹部超音波検査で胎児推定体重は1,500g、羊水ポケットは5cm、胎児の小脳低形成、心室中隔欠損、手関節屈曲および手指の重なりを認める。
- この児に疑うべき疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D037]←[国試_111]→[111D039]
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