- 8歳の男児。腹痛を主訴に母親に連れられて来院した。昨日午後の授業中におなかが痛くなり早退した。帰宅したら腹痛は治まり、いつも通り夕食を食べて入眠したが、今朝おなかが痛くて目が覚め、痛みが続くため受診した。
- 急性虫垂炎を鑑別するために患児に尋ねる有用な質問はどれか。
- a 「学校に行くのは楽しいかな」
- b 「おなかのどこが痛いのかな」
- c 「うんちは1日に何回するの」
- d 「昨日の給食は何を食べたの」
- e 「おなかを痛がっているお友だちはいるかな」
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 76歳の男性。転倒して頭部を打撲したため長男に伴われて来院した。もともと妻と長男との3人暮らしであったが、6か月前に妻が他界した。それ以降は外出をしなくなり、夜遅くまでテレビを観て過ごすようになっている。炊事や洗濯はしているが生活用品の買い物は長男が会社からの帰りに行っている。3週間前にも食器棚の高い所にある皿を取ろうとして転倒した。妻が他界する前は、自治会の会長を務めていたという。意識は清明。右前頭部に擦過傷を認める。徒手筋力テストで腸腰筋は5、大腿四頭筋は5である。片足立ちは不安定である。その他の神経学的所見に異常を認めない。頭部CTに異常を認めない。
- 最も適切な対応はどれか。
[正答]
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- 「若い男性が乗用車を運転中に大型貨物自動車と衝突した」と消防に通報があり、消防指令は直ちに救命救急センターにドクターカーの出動を要請した。ドクターカーが現場に到着したときには閉じこめられていた運転者を救急隊が車外に救出したところであった。意識レベルはJCSⅡ-30。体温 36.0℃。心拍数 88/分、整。血圧 144/80mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 92%(room air)。頭部に挫創を認める。右下腿骨の骨折を認める。
- 現場でまず行うべき処置はどれか。
[正答]
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