- 49歳の女性。頭重感と眼痛とを主訴に来院した。仕事で長時間パソコンを使用すると、症状が増悪する。視力は右 1.0(1.2×-0.5D)、左 0.8(1.2×-1.0D)。眼圧は右15mmHg、左16mmHg。瞳孔は正円同大で、対光反応は正常。Schirmer試験は右5mm、左4mm(基準 10~15)。フルオレセイン染色後の細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 3)を別に示す。
- 治療として適切な点眼薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B042]←[国試_111]→[111B044]
★リンクテーブル★
[★]
- 20年前、機械工場から化学物質が大気中に流出した。直後から地域で気管支喘息様の症状を訴える者がみられたが、一時的な流出で数か月後には症状を訴える者はいなくなった。当時の調査では、個人の曝露量と急性の気管支喘息様症状の有病率とに相関が認められた。最近になって、この物質に曝露すると5年後から肝臓悪性腫瘍による死亡率が増加することが海外で報告された。このため、所管する地方自治体が周辺住民への健康影響を再評価することとなった。当時の個人の曝露量のデータは自治体に保管されている。
- 健康影響の評価のために最初に着手するのはどれか。
- a 当時の情報をすべて破棄する。
- b 前向き研究のデザインに着手する。
- c この地域の肝臓悪性腫瘍による死亡率を調べる。
- d 現在の工場周辺の大気中化学物質濃度を測定する。
- e 肝臓悪性腫瘍の入院患者による症例対照研究を開始する。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B043]←[国試_111]→[111B045]
[★]
- 77歳の女性。持続性の上腹部痛を主訴に来院した。3か月前から食欲不振を認め、精査の結果、胃癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極的な治療を希望せず、経過観察することとなった。3週間前から上腹部痛が出現し、次第に増強した。外来で非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が投与され一時的に疼痛は軽減したが、2日前から再び増悪したため受診した。疼痛コントロール目的でオピオイドの投与を開始することとなった。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B041]←[国試_111]→[111B043]
[★]