- 61歳の女性。腹痛を主訴に来院した。1日前から上腹部の鈍痛を自覚し、次第に増悪してきたため受診した。腹痛は持続性であり、心窩部から臍周囲まで広範囲に認め、限局していないがやや右側に強い。悪心はあるが嘔吐はない。体温 37.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 120/72mmHg。呼吸数 16/分。同部位に圧痛と軽度の反跳痛を認めるが筋性防御を認めない。便は軟便であるが水様下痢ではなく、血液は混じっていない。腸雑音はやや低下し、金属音は聴取しない。血液所見:赤血球 432万、Hb 13.1g/dL、Ht 39%、白血球 15,500(桿状核好中球 32%、分葉核好中球 58%、好酸球 1%、好塩基球 1%、リンパ球 8%)、血小板 29万。血液生化学所見:尿素窒素 10mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL。CRP 5.7mg/dL。腹部超音波検査で肝臓と胆嚢とに異常を認めない。腹部CTの水平断像(別冊No. 20A)と冠状断像(別冊No. 20B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A047]←[国試_111]→[111A049]
★リンクテーブル★
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- 55歳の女性。O回経妊O回経産婦。閉経48歳。不正性器出血を主訴に来院した。2か月前から断続的な性器出血がある。身長 148cm、体重 60kg。体温 36.5℃。脈拍 76/分、整。内診で子宮は10cmに腫大、可動性は良好。付属器に異常を認めない。腟鏡診で外子宮口からの出血を認める。
- 行うべき検査として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A046]←[国試_111]→[111A048]
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- 53歳の女性。2日前に発症した嗄声を主訴に来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。50歳ごろから高血圧症で内服治療中。身長 156cm、体重 57kg。体温 36.4℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/86mmHg。尿検査と血液検査とに異常を認めない。喉頭内視鏡像(別冊No. 21)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A048]←[国試_111]→[111A050]
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