- 43歳の女性。1か月前の健康診断で異常を指摘され来院した。健診の報告書を示す。
- a 「病気ではなくても4,000を下回ることがあります」
- b 「以前の検査結果との比較が重要です」
- c 「本日も同じ検査をしましょう」
- d 「白血球の種類を調べましょう」
- e 「骨髄の検査が必要です」
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 52歳の女性。耳鳴りを主訴に夫に伴われて来院した。
- 現病歴:2か月前から毎晩就寝時に心臓の鼓動が耳や頭の中でドクドクと響くように感じ、次第に寝付けなくなった。耳鼻咽喉科を受診したところ「耳鏡検査や聴力検査に異常はないので様子をみるように」と説明された。その後も改善がみられないため脳神経外科を受診したが「診察で神経学的所見に異常はなく脳血管障害の可能性は低いので再診は必要ない」と説明された。循環器内科も受診したが「心電図の異常もないので心臓の病気は心配しなくてもよい」と説明された。症状が改善しないため総合診療科を受診した。
- 既往歴:48歳から高血圧症で降圧薬を内服中。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳出血で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 54kg。体温 36.8℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/88mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。対光反射は正常。口腔内と咽頭とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。頸動脈に雑音を聴取しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 再び面接を行った。
- 医師 ①「あなたの症状についてご家族からもお話を伺えますか」
- 患者 「はい、後で待合室にいる主人から聞いていただければと思います」
- 医師 ②「あなたの症状についてご主人はどのように考えていると思いますか」
- 患者 「私の体調不良は気になっている様子です」
- 医師 ③「最初に耳鼻咽喉科を受診されたのですね」
- 患者 「はい、最初は耳のせいかと思っていました」
- 医師 ④「いろいろ診てもらった結果、耳鳴りの原因は何だと思いますか」
- 患者 「私は血圧が高く父も脳出血だったので、脳に異常がないか不安です」
- 医師 ⑤「しばらく様子をみてはどうかと思いますが、いかがですか」
- 患者 「やはり脳の異常が心配です」
- 現在の患者の解釈モデルを尋ねているのはどれか。
[正答]
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- 78歳の男性。呼吸困難を主訴に夜間救急外来を受診した。呼吸困難のために病歴は十分に得ることができない。家族の話によると、5年前から自宅近くの診療所で在宅酸素療法が導入されており、1L/分の酸素を吸入している。来院時は、酸素ボンベを持参している。意識は清明。体温 36.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 130/80mmHg。呼吸数 20/分。体格はやせ型。吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち、口すぼめ呼吸をし、喘鳴が著明である。動脈血ガス分析(鼻カニューラ1L/分酸素投与下):pH 7.35、PaCO2 55Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 30mEq/L。
- 酸素療法による適切な初期対応はどれか。
- a リザーバー付マスク 10L/分
- b リザーバー付マスク 5L/分
- c 鼻カニューラ 5L/分
- d 鼻カニューラ 1.5L/分
- e 鼻カニューラ 0.5L/分
[正答]
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