- 87歳の男性。意識障害のため施設の職員に連れられて来院した。2日前から38℃台の発熱があり、今朝から意識レベルの低下が認められている。5年前から脳梗塞の後遺症で常時介護が必要な状態であり、1年前から家族による介護が困難となったため、特別養護老人ホームに入所している。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。
- この患者の肺炎の分類として正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A051]←[国試_111]→[111A053]
★リンクテーブル★
[★]
- 40歳の男性。発熱、右膝関節痛、左股関節痛および左足関節痛を主訴に来院した。4日前から左股関節痛が出現し、2日前には右膝関節痛と左足関節痛が出現した。関節痛は徐々に増悪し、立っていることができなくなったため受診した。2週間前に異性と性交渉をもったという。体温 38.1℃。脈拍 80/分、整。血圧 130/60mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めず、肝・脾を触知しない。表在リンパ節は触知しない。血液所見:赤血球 475万、Hb 14.2g/dL、Ht 45%、白血球 11,000、血小板 38万。血液生化学所見:AST 20U/L、ALT 22U/L、LD 202U/L(基準 176~353)、CK 45U/L(基準 30~140)、クレアチニン 0.7mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 103mEq/L。免疫血清学検査:CRP 5.6mg/dL、リウマトイド因子(RF)陰性。尿中クラミジア抗原陽性。
- この患者で認められる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A052]←[国試_111]→[111A054]
[★]
- 65歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。1か月前から乾性咳嗽が続いている。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を40年間。胸部エックス線写真で異常陰影を認める。喀痰細胞診で腺癌細胞を認める。胸部CTで縦隔リンパ節の腫大を認めない。頭部MRIで脳転移を認めない。肺野条件の胸部CT(別冊No. 23A)とFDG-PETの全身像(別冊No. 23B)とを別に示す。
- 適切な治療法はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A050]←[国試_111]→[111A052]
[★]