- 65歳の男性。健康診断で胸水の貯留を指摘されたため来院した。30年間、造船業に従事していた。胸部CTで右側の胸水貯留と胸膜肥厚とを認める。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 61歳の男性。頭痛を主訴に来院した。中小企業の経営者で、毎年6月には閉め切った部屋で資料作成をしているが、今年の夏は節電のため冷房を使わずに業務にあたっていた。1週間前から食欲が低下し、本日の昼から頭部全体が締め付けられるような頭痛と全身倦怠感とを自覚したため受診した。尿量は減少しているという。意識は清明。体温 37.4℃。脈拍 80/分、整。血圧 114/76mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 97%(room air)。口腔内は乾燥しているが皮膚は発汗のため湿潤している。頸静脈の怒張は認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 509万、Hb 18.0g/dL、Ht 53%、白血球 8,800、血小板 25万。血液生化学所見:CK 290U/L(基準 30~140)、尿素窒素 23mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、血糖 97mg/dL、Na 141mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 0.0mg/dL。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 62 歳の男性。全身倦怠感と下腿浮腫とを主訴に来院した。半年前から症状を自覚していた。自宅近くの医療機関を受診したところ、高血圧症と耐糖能異常とを指摘され、カルシウム拮抗薬と利尿薬とを処方された。しかし、血圧も症状も改善しなかったため、ホルモン異常を疑われて紹介されて受診した。身長 174cm、体重 81kg。血圧 152/90mmHg。下腿には浮腫があり近位筋優位の筋力低下を認める。血液生化学所見:血糖 184mg/dL、HbA1c 6.5%(基準 4.6~6.2)、ACTH 140.4pg/mL(基準 60以下)、コルチゾール 39.8μg/dL(基準 5.2~12.6)。
- この患者について正しいのはどれか。
- a 病変は頭蓋内と確定できる。
- b MRIで責任病巣が確定できる。
- c 早朝空腹時のホルモン測定を繰り返す。
- d 尿中遊離コルチゾール定量で総分泌量を把握する。
- e CRH負荷に対してACTHが反応しないことが特徴である。
[正答]
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