- 52歳の男性。前胸部痛のため救急車で搬入された。排便時に突然、前胸部痛が出現し気分が悪くなったため救急車を要請した。高血圧を指摘されていたがそのままにしていた。心拍数 84/分、整。血圧 80/50mmHg。呼吸数 24/分。SpO2は測定不能である。四肢末梢の著明な冷感を認める。胸部エックス線写真(別冊No. 15A)と胸部CT(別冊No. 15B)とを別に示す。
- この患者の所見として考えにくいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の男性。健康診断で高血糖を指摘されて来院した。7年前の健康診断から指摘されていたが、仕事が忙しく医療機関は受診していなかった。仕事はデスクワークが主体である。身長 175cm、体重 75kg。脈拍 72/分、整。血圧 162/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白2+、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球 550万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,800、血小板 30万。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dL、アルブミン 4.0g/dL、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 7.0mg/dL、血糖 220mg/dL、HbA1c 7.8%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 190mg/dL、HDLコレステロール 40mg/dL、LDLコレステロール 160mg/dL。
- 治療方針として適切なのはどれか。
- a 血糖コントロールが達成されてから降圧療法を開始する。
- b 130/80mmHg未満への降圧を目指す。
- c 1,500kcal/日の食事指導をする。
- d インスリン治療を開始する。
- e 食塩制限は10g/日とする。
[正答]
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[★]
- 18歳の男子。胸痛と呼吸困難とを主訴に来院した。ランニングの途中に突然の右胸部痛と呼吸困難とが出現し、約10分様子をみていたが呼吸困難が更に悪化したため来院した。脈拍 104/分、整。血圧 90/60mmHg。SpO2 92%(room air)。頸静脈の怒張を認める。呼吸音は右側で減弱、右胸部の打診は鼓音を呈している。酸素投与を開始し、胸部エックス線写真を撮影したところ右肺の完全虚脱と左側への縦隔偏位を認めた。
- 直ちに行う処置はどれか。
- a 下肢挙上
- b 胸腔ドレナージ
- c 昇圧薬投与
- d 人工呼吸器管理
- e 鎮痛薬投与
[正答]
※国試ナビ4※ [111A038]←[国試_111]→[111A040]
[★]