- 42歳の女性。左片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。本日、朝食を準備中に突然、意識を失い倒れたため夫が救急車を要請した。1年前に高血圧を指摘されたことがあるが特に治療は受けていなかった。意識レベルはJCSⅡ-10。体温 36.7℃。心拍数 84/分、整。血圧 150/88mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 100%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。左片麻痺を認める。血液所見:赤血球 418万、Hb 12.8g/dL、Ht 38%、白血球 7,200、血小板 23万。血液生化学所見:血糖 98mg/dL。CRP 0.2mg/dL。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。頭部CT(別冊No. 7A)と右内頸動脈造影側面像(別冊No. 7B)とを別に示す。今後の治療方針として血管内治療の後に開頭手術を行うこととした。
- 行うべき血管内治療はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 34歳の初産婦。妊娠39週5日に破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常はなかった。午前7時に破水感を自覚したため午前8時に受診した。内診所見で、子宮口は3cm開大、卵膜を触知せず、児頭下降度はSP-1cmである。腟内に貯留した羊水に混濁を認めない。入院後、午前9時に陣痛が発来した。経過のパルトグラム(別冊No. 8A)と午後4時時点の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 8B)とを別に示す。
- 午後4時時点での適切な対応はどれか。
[正答]
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- 日齢3の新生児。哺乳不良と傾眠傾向とのため産科診療所から救急車でNICUに搬入された。在胎 40週、体重 3,200g、Apgarスコア9点(1分)で出生した。生後6時間から皮膚と眼球結膜との黄染を認めていた。体温 37.0℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。SpO2 98%(room air)。血液所見:赤血球 380万、Hb 13.0g/dL、白血球 12,000、血小板 23万。血液生化学所見:総ビリルビン 30.0mg/dL、直接ビリルビン 1.8mg/dL、AST 15U/L、ALT 18U/L、LD 650U/L(基準 335~666)。
- この患児にみられる可能性が高い所見はどれか。
[正答]
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