- 69歳の女性。呼吸困難と胸痛とを主訴に来院した。1時間前から突然、呼吸困難と胸痛が出現した。様子をみていたが、30分以上症状が軽快しないため来院した。既往歴に特記すべきことはない。自宅の修繕のため、ここ数日は夜間に自家用車の中で睡眠をとっていた。身長 155cm、体重 76kg。体温 36.0℃。脈拍 104/分、整。血圧 110/80mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 91%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部に圧痛を認めない。症状の呼吸性変動を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。心電図で洞性頻脈を認めるが他に異常を認めない。
- この患者の診断に有用性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A034]←[国試_111]→[111A036]
★リンクテーブル★
[★]
- 62 歳の男性。全身倦怠感と下腿浮腫とを主訴に来院した。半年前から症状を自覚していた。自宅近くの医療機関を受診したところ、高血圧症と耐糖能異常とを指摘され、カルシウム拮抗薬と利尿薬とを処方された。しかし、血圧も症状も改善しなかったため、ホルモン異常を疑われて紹介されて受診した。身長 174cm、体重 81kg。血圧 152/90mmHg。下腿には浮腫があり近位筋優位の筋力低下を認める。血液生化学所見:血糖 184mg/dL、HbA1c 6.5%(基準 4.6~6.2)、ACTH 140.4pg/mL(基準 60以下)、コルチゾール 39.8μg/dL(基準 5.2~12.6)。
- この患者について正しいのはどれか。
- a 病変は頭蓋内と確定できる。
- b MRIで責任病巣が確定できる。
- c 早朝空腹時のホルモン測定を繰り返す。
- d 尿中遊離コルチゾール定量で総分泌量を把握する。
- e CRH負荷に対してACTHが反応しないことが特徴である。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A035]←[国試_111]→[111A037]
[★]
- 55歳の男性。全身の皮疹を主訴に来院した。1か月前から頭部、顔面、頸部および体幹に皮疹が出現し、徐々に拡大してきた。胸部の写真(別冊No. 14A)と皮膚生検のH-E染色標本(別冊No. 14B)とを別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A033]←[国試_111]→[111A035]
[★]