- 77歳の女性。持続性の上腹部痛を主訴に来院した。3か月前から食欲不振を認め、精査の結果、胃癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極的な治療を希望せず、経過観察することとなった。3週間前から上腹部痛が出現し、次第に増強した。外来で非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が投与され一時的に疼痛は軽減したが、2日前から再び増悪したため受診した。疼痛コントロール目的でオピオイドの投与を開始することとなった。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 46歳の女性。多尿を主訴に来院した。半年くらい前からトイレが近いことを徐々に自覚するようになった。最近になり就寝後にも2回程度トイレに行くようになったため受診した。排尿後は夜間であっても大量の水を飲んでしまうという。他に腹痛などの自覚症状はない。2年前から肝疾患で内服治療中である。身長 156cm、体重 54kg。脈拍 68/分、整。血圧 144/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に異常を認めない。尿所見:比重 1.004、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 421万、Hb 13.2g/dL、Ht 40%。血液生化学所見:アルブミン 4.2g/dL、AST 38U/L、ALT 42U/L、血糖 124mg/dL、HbA1c 6.2%(基準 4.6~6.2)、Na 143mEq/L、K 2.7mEq/L、Cl 102mEq/L、Ca 10.0mg/dL、P 3.2mg/dL。
- 多尿の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 49歳の女性。頭重感と眼痛とを主訴に来院した。仕事で長時間パソコンを使用すると、症状が増悪する。視力は右 1.0(1.2×-0.5D)、左 0.8(1.2×-1.0D)。眼圧は右15mmHg、左16mmHg。瞳孔は正円同大で、対光反応は正常。Schirmer試験は右5mm、左4mm(基準 10~15)。フルオレセイン染色後の細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 3)を別に示す。
- 治療として適切な点眼薬はどれか。
[正答]
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