- 67歳の男性。歩行時の両下肢痛を主訴に来院した。15年前から高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。最近、10分程度の歩行で両下肢痛が出現するようになった。安静にしていると軽快するという。体温 36.5℃。脈拍 64/分、整。右上腕血圧 134/72mmHg、足関節上腕血圧比(ABI)は右0.67、左0.50(基準 0.9以上)。入院後、下肢血管に対してステント留置術が行われた。左下肢の治療前(別冊No. 16A)、ガイドワイヤ通過後(別冊No. 16B)及び治療後(別冊No. 16C)の血管造影写真を別に示す。
- ステントが留置された矢印で示す血管はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の男性。健康診断で高血糖を指摘されて来院した。7年前の健康診断から指摘されていたが、仕事が忙しく医療機関は受診していなかった。仕事はデスクワークが主体である。身長 175cm、体重 75kg。脈拍 72/分、整。血圧 162/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白2+、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球 550万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,800、血小板 30万。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dL、アルブミン 4.0g/dL、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 7.0mg/dL、血糖 220mg/dL、HbA1c 7.8%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 190mg/dL、HDLコレステロール 40mg/dL、LDLコレステロール 160mg/dL。
- 治療方針として適切なのはどれか。
- a 血糖コントロールが達成されてから降圧療法を開始する。
- b 130/80mmHg未満への降圧を目指す。
- c 1,500kcal/日の食事指導をする。
- d インスリン治療を開始する。
- e 食塩制限は10g/日とする。
[正答]
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- 69歳の男性。膵腫瘤の増大を指摘されて来院した。4年前の人間ドックで初めて径15mmの膵腫瘤を指摘され、経過観察とされていたが、その後医療機関を受診していなかった。今回、人間ドックで腫瘤の増大を指摘され紹介されて受診した。体温 36.2℃。脈拍 72/分、整。血圧 132/80mmHg。呼吸数 12/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 402万、Hb14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,800、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 23U/L、ALT 22U/L、ALP 213U/L(基準 115~359)、γ-GTP 17U/L(基準8~50)、アミラーゼ 42U/L(基準 37~160)、血糖 98mg/dL。CRP 0.2mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 17A)とMRCP(別冊No. 17B)とを別に示す。腹部造影CTで腫瘤の最大径は35mmである。
- 適切な手術はどれか。
[正答]
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