- 英
- oral administration、oral treatment、administer orally, oral medication
- 同
- 内服、経口摂取 oral ingestion
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/03/03 06:17:34」(JST)
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投与方法(とうよほうほう)とは、薬剤の薬理作用を予定されたとおり発揮させるために所要量の薬剤をどのような投与経路でどれくらいの投与間隔で患者に投薬するかを具体的に定めた方法のことをいう。なお、個別の薬剤に含まれる薬理物質の性質が体循環血液への到達割合と到達速度に影響を与えるため、創薬段階(ドラッグデザイン段階)から投与方法については綿密に検討される。
投与経路
詳細は「投与経路」を参照
主に経口投与と非経口投与に分けられる。
経口投与
など
経口投与の場合、口腔粘膜、胃壁、腸壁などから薬理物質が体循環血液に到達するまでには投与錠剤の溶解(脂溶性の変化による)、膜吸収を経て血液中に取り込まれて患部に送られる。ただし、腸壁から吸収された物質を含む血液は最初に肝臓に送られるため代謝による影響を受けることになる。肝臓の代謝能力は高く、薬理物質が患部に届くまでに肝臓で代謝を受けることを初回通過効果と呼ぶ。投与された薬理物質が体内循環血液中に取り込まれる量の割合をバイオアベイラビリティと呼ぶが、経口投与では初回通過効果などにより一般的にバイオアベイラビリティは低く、また、同量の投与でも体内での吸収部位や吸収量が当初の想定とはバラツキの出る結果が惹き起こされやすくなってしまう。
非経口投与
- 静脈内投与
- 筋肉内投与
- 皮下投与
- 経皮投与
- 経鼻投与
- 経肺投与
など
経口投与とは異なり、注射や点滴による静脈内投与はバイオアベイラビリティがほぼ10割に近く、薬剤の血中濃度のコントロールも行いやすくなる。
投与間隔
投与間隔はその薬剤固有の有効量と致死量、血中濃度半減期があり、患者の薬剤の血中濃度を有効域に保つために薬剤を継続して投与しなければならない場合、治療計画に従って薬剤の投与を行うことになる。
経口投与の場合には食事による消化器活動の活性化が通常1日3回のサイクルであるため、これを基準に食事後や食間など服用間隔を決めて処方がなされる。また、睡眠薬のように就寝時を目安に服用時間が定められたり、ぜん息薬のように一定の発作が生じた場合に服用する頓服といった間隔を定めない投与基準もある。
非経口投与の場合には、投与間隔の基準は特に食後などの一定の目安となるタイミングは特になく就寝時以外は、治療計画に従って投与が行われることになる。
関連項目
- 注射 - 注射剤 - 点滴静脈注射 - 筋肉内注射
- 輸液
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Japanese Journal
- ハムスター&モルモットの臨床テクニック(第11回)ハムスター・モルモットへの経口投与・強制給餌(実践編)
- 進藤 祐介,田向 健一
- J-vet : jounral for veterinary practitioner 28(3), 64-69, 2015-03
- NAID 40020394739
- ハムスター&モルモットの臨床テクニック(第10回)ハムスター・モルモットへの経口投与・強制給餌(総論)
- 進藤 祐介,田向 健一
- J-vet : jounral for veterinary practitioner 28(2), 70-74, 2015-02
- NAID 40020358881
- 静脈内投与と経口投与 (特集 まず行うべきは痛みの管理! 重症・術後患者の痛みの評価とケア) -- (術後患者の鎮痛 : 鎮痛法と鎮痛薬の種類・特徴)
Related Links
- 栄養・生化学辞典 - 経口投与の用語解説 - 生体に物質を投与する方法の一つで,口から投与する方法. ... 【製剤】より … [製剤の種類] 剤形は《第十改正日本薬局方》の製剤総則に26種記載されているが,局方外にも数種の剤形が ...
- 経口投与 された薬は、通常は口から胃を通過して、多くが小腸で吸収されます。そして、血流に乗ってその標的部位に運ばれる前に、腸壁と肝臓を通ります。多くの薬は腸壁と肝臓で化学的に変化するので(代謝)、血流に到達した ...
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- 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
- 22歳の女性。気分不良のため救護所に運びこまれた。ある会社の社員運動会が4月に行われた。朝の社長訓示の際、体育館で社員は全員起立して訓示を聞いていた。患者は社長の訓示中に崩れるようにしゃがみ込んだため運ばれて来た。以下は患者、この患者に付き添ってきた同僚社員および救護所医師の会話である。救護所医師「どうされました」患者「気分が悪くなってしまい・・・」同僚社員「先生、貧血です」救護所医師「どんな様子だったかもっと詳しく教えて下さい」同僚社員「社長の訓示中、気分が悪いと言ってしゃがみ込んだんです」救護所医師「意識はありましたか」患者「はい。意識はありました」同僚社員「ええ。どうしたのと聞いたら、気分が悪いと本人が話していました。顔色も悪く、貧血だったので、そのままこの救護所に連れて来ました」救護所でのバイタルサインは以下のようであった。体温36.0℃。脈拍112/分、整。血圧120/70mmHg。呼吸数16/分。
- その後15分救護所で安静にしていたところ、気分の悪さは改善したという。患者はこの4月に入社し、入社時の健康診断で異常はなかった。入社以来仕事に慣れず、昨日も深夜まで勤務し、睡眠時間も十分でなかったという。既往歴、月経歴および家族歴に特記すべきことはない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107F030]←[国試_107]→[107G001]
[★]
- 28歳の女性。風疹ワクチン接種を希望して来院した。第1子妊娠中に風疹抗体価が陰性であることが判明した。第2子の挙児希望があり、現在は妊娠していない。内服薬や出血傾向をきたす基礎疾患はない。
- 風疹ワクチンの適切な投与経路はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111F021]←[国試_111]→[111F023]
[★]
- 英
- cyclophosphamide, CPA CPM
- ラ
- cyclophosphamidum
- 商
- Cytoxan, Neosar、エンドキサン
- 関
- first aid step1 2006 p.207,257,309,324,326,386
特徴
- プロドラッグであり、肝臓で加水分解を受けて薬効を及ぼす
構造
作用機序
薬理作用
抗菌スペクトル
動態
適応
- non-Hodgkin’s lymphoma, breast and ovarian carcinomas
- immunosuppressants
注意
禁忌
副作用
- 出血性膀胱炎、骨髄抑制
- myelosuppression; hemorrhagic cystitis, which can be partially prevented with mesna
副作用(再評価結果より)
- 再評価結果時の自覚的並びに他覚的症状緩和における安全性評価対象例5021例(経口投与を含む)中,主なものは,白血球減少1903例(37.90%),悪心・嘔吐1041例(20.73%),脱毛1221例(24.32%)等であった。また,急性白血病等の造血幹細胞移植の前治療における本剤の第2相臨床試験の安全性評価対象例67例中,主なものは悪心・嘔吐61例(91%),下痢,口内炎各42例(各63%),脱毛38例(57%)であった。
重大な副作用
再評価結果における安全性評価例の集計
添付文書
- 注射用エンドキサン100mg/注射用エンドキサン500mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4211401D1033_1_10/4211401D1033_1_10?view=body
[★]
- 英
- ingestion、ingest、oral ingestion
- 関
- 食事、摂取、食物摂取、経口投与
[★]
- 関
- administer orally、oral administration
[★]
- 英
- oral administration
- 関
- 経口投与
[★]
経口投与、経口薬
[★]
- 英
- repeated oral administration
- 関
- 連続経口投与
[★]
- 英
- repeated oral administration
- 関
- 反復経口投与
[★]
- 英
- parenteral administration
[★]
- 英
- administration
- ラ
- administrationis
- 同
- 投薬 medication
経路
- 経口 PO peroral
- 静注 IV intravenous administration
- 筋注 IM intramuscular injection
- 皮下 SC subcutaneous
- 直腸 rectal
[★]
- 英
- oral、peroral、per os、p.o.
- 関
- 経口的、口頭