クレアチンキナーゼ creatine phosphokinase
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- the 3rd letter of the Roman alphabet (同)c
- (music) the keynote of the scale of C major
- a general-purpose programing language closely associated with the UNIX operating system
PrepTutorEJDIC
- carbonの化学記号
- =Communist Party
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/03/17 10:56:04」(JST)
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クレアチンキナーゼ(Creatine Kinase、CK)、CPK(クレアチンホスホキナーゼ、Creatine PhosphoKinase)は、動物が持つ酵素で、筋肉の収縮の際にエネルギー代謝に関与している。EC番号2.7.3.2。
働きは、クレアチンとATPからクレアチンリン酸とADPが生成する反応の媒介である。 骨格筋や心筋など、興奮性を持つ細胞に分布している。
臨床検査
CKは骨格筋・心筋が障害を受けた際に血液中へ流出する逸脱酵素として臨床上重要である。 心筋梗塞、筋炎、筋ジストロフィーなど心筋障害・筋疾患で血中濃度が上昇する。 ただし、激しい運動などでも筋線維が壊れるためCKの上昇がみられることがある。
単位はIU(国際単位)/l。正常値は男性の方が高く(筋肉量の違いによる)、男性で30~190 IU/l、女性で20~150 IU/l程度とされている。
アイソザイム
CKは二つのサブユニットからなる二量体の蛋白質である。このサブユニットには2種類あり(B:脳型、M:筋型)、この組み合わせによって3種類のCK(MM、BB、MB)がアイソザイムとして存在する。 骨格筋にはMM型、心筋にはMB型が多いため、原因不明のCK上昇ではこのアイソザイム比率を分析することで有意義な所見を得られることがある。 また、急性心筋梗塞が疑われる際にはCK-MBの測定が診断の裏付け、および重症度の指標となる。
心筋梗塞の発症後、CK値が上昇するには若干のタイムラグがある(数時間後から上昇)。急性期の対応では、確定診断のためにはCK-MBよりも早く上昇し、やはり特異性の高いトロポニンT値が重視される。
CK-MBでも骨格筋由来が正常でも5%程度認められることが知られている。そのためCK上昇時には比率を調べる必要がある。また骨格筋からも筋再生時にはCK-MBが産出されることが知られている。この場合はトロボニンTなども同様に産出される。特に皮膚筋炎、多発性筋炎の活動期にはCKの25%がCK-MBとなることもある。上記疾患の合併症に心筋炎が認められることもあるため心臓超音波検査の併用が必要である。
マクロクレアチンキナーゼ血症
免疫グロブリンとクレアチンキナーゼが結合し、検査上高値となる症候があり、マクロクレアチンキナーゼ血症(マクロCK血症)と呼ばれる。ほとんどは疾患を意味するものではないが、時に悪性腫瘍や膠原病によるマクロCK血症もあり、注意を要する。
ホスホトランスフェラーゼ/キナーゼ (EC 2.7) |
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2.7.1 - OH アクセプター |
ヘキソ- - グルコ- - フルクト- - ガラクト- - ホスホフルクト- - チミジン - NAD+- - グリセロール- - パントテン酸- - メバロン酸- - ピルビン酸- - デオキシシチジン- - PFP - ジアシルグリセロール- - ブルトンチロシン - ホスホイノシチド-3 - スフィンゴシン
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2.7.2 - COOH アクセプター |
ホスホグリセリン酸 - アスパラギン酸
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2.7.3 - N アクセプター |
クレアチン
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2.7.4 - PO4 アクセプター |
ホスホメバロン酸 - アデニル酸 - ヌクレオシド二リン酸
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2.7.6 - P2O7トランスフェラーゼ |
リボース-リン酸ジホスホキナーゼ - チアミンピロホスホキナーゼ
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2.7.7 - ヌクレオチジル- |
インテグラーゼ - PNPアーゼ - ポリメラーゼ - RNアーゼ PH - UDP-グルコースピロホスホリラーゼ - ガラクトース-1-リン酸ウリジリルトランスフェラーゼ -ターミナルトランスフェラーゼ - RNAレプリカーゼ - リバーストランスクリプターゼ (テロメラーゼ) - トランスポザーゼ
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2.7.8 - 他のリン酸基 |
N-アセチルグルコサミン-1-リン酸トランスフェラーゼ
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2.7.10-11 - プロテイン |
チロシン - セリン/トレオニンプロテイン
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CPK may refer to:
- Cpk, a measure of process capability
- CPK coloring, a way to color atoms when visualizing molecular models
- "C.P.K." (Crazy Poway Kids), a 1995 song by Unwritten Law from their album Blue Room
- Cabbage Patch Kids
- California Pizza Kitchen
- Carpenders Park railway station, England (National Rail station code)
- Central Park in New York City
- Chesapeake Utilities (New York Stock Exchange symbol)
- Church of the Province of Kenya, a former name for the Anglican Church of Kenya
- Communist Party of Kampuchea, commonly known as the Khmer Rouge
- Composite primary key, a primary key comprising more than one field
- Creatine phosphokinase, an enzyme found in humans, or alternatively a blood test for it.
UpToDate Contents
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English Journal
- Effects of changes in vertical occlusal dimension on heart rate fluctuations in Guinea pigs.
- Taga H, Azuma Y, Maehara K, Nomura S.SourceDivision of Pharmacology, Department of Diagnostic and Therapeutic Sciences, Meikai University School of Dentistry, 1-1 Keyakidai, Sakado, Saitama 350-0283, Japan. drkmae@gold.ocn.ne.jp.
- In vivo (Athens, Greece).In Vivo.2012 Mar;26(2):177-82.
- Background. We have previously reported that the decrease of the vertical occlusal dimension (VOD) led to heart failure and abnormalities in creatine phosphokinase (CPK) in guinea pigs. In the present study, we investigated the autonomic activity and the origin of the abnormality in CPK under differ
- PMID 22351655
- Recombinant human erythropoietin reduces rhabdomyolysis-induced acute renal failure in rats.
- Yang FL, Subeq YM, Chiu YH, Lee RP, Lee CJ, Hsu BG.SourceSchool of Medicine, Tzu Chi University, Hualien, Taiwan; Division of Surgical Critical Care Unit, Buddhist Tzu Chi General Hospital, Taipei Branch, Taipei, Taiwan.
- Injury.Injury.2012 Mar;43(3):367-73. Epub 2011 Dec 30.
- BACKGROUND: Rhabdomyolysis is one of the causes of acute renal failure. Erythropoietin (EPO) has been found to interact with its receptor (EPO-R) expressed in a large variety of non-haematopoietic tissues to induce a range of pleiotropic cytoprotective actions. In this study, we used recombinant hum
- PMID 22209169
- Febrile Reaction With Elevated CPK After a Single Electroconvulsive Therapy (ECT) in an Adolescent Patient With Severe Bipolar Disorder.
- Bryson EO, Pasculli RM, Briggs MC, Popeo D, Aloysi AS, Kellner CH.SourceFrom the Departments of *Anesthesiology and †Psychiatry, Mount Sinai School of Medicine, New York, NY.
- The journal of ECT.J ECT.2012 Mar;28(1):70-1.
- ABSTRACT: This report describes the electroconvulsive therapy (ECT) course of a 15-year-old male with severe bipolar disorder unresponsive to medical management. After his first treatment, the patient exhibited fever, elevated creatine phosphokinase levels, and leukocytosis. Treatment was halted alt
- PMID 22343589
Japanese Journal
- CPKの上昇に金属アレルギーの関与が考えられた顎骨骨折の1症例
- 大熊 一雄,卯田 昭夫,大関 豊岳,高橋 久雄,近藤 裕美,渋谷 鉱
- 日本歯科麻酔学会雑誌 39(2), 198-199, 2011-04-15
- NAID 10028179414
- 早期血栓閉塞型 Stanford A 型大動脈解離における虚血性心電図変化
- 石川 進,禰屋 和雄,阿部 馨子,原田 忠宣,上田 恵介,李 俊容,住永 佳久
- 日本救急医学会雑誌 22(2), 56-61, 2011-02-15
- NAID 10029086735
- 紅麹液配合飲料の12週間摂取による血清コレステロール低減効果及び過剰摂取による安全性
Related Links
- CPK(クレアチンフォスフォキナーゼ)は心臓をはじめ骨格筋、平滑筋など筋肉のなかに ある酵素です。これらの細胞に異常がある ... CPK値に異常がある場合は、心筋梗塞 などが疑われ、痛みの有無や心電図検査を総合して診断します。また、特に高い数値を ...
- 1.工程能力指数(Cpk)とは何か? 工程能力とは,定められた規格限度内で,製品を 生産できる能力のことで, その評価を行う指標が工程能力指数です.一般に Cp の 記号で表示されますが, これは Process Capability の頭文字を組み合わせたものです .
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cyclophosphamide, CPA CPM
- ラ
- cyclophosphamidum
- 商
- Cytoxan, Neosar、エンドキサン
- 関
- first aid step1 2006 p.207,257,309,324,326,386
特徴
- プロドラッグであり、肝臓で加水分解を受けて薬効を及ぼす
構造
作用機序
薬理作用
抗菌スペクトル
動態
適応
- non-Hodgkin’s lymphoma, breast and ovarian carcinomas
- immunosuppressants
注意
禁忌
副作用
- 出血性膀胱炎、骨髄抑制
- myelosuppression; hemorrhagic cystitis, which can be partially prevented with mesna
副作用(再評価結果より)
- 再評価結果時の自覚的並びに他覚的症状緩和における安全性評価対象例5021例(経口投与を含む)中,主なものは,白血球減少1903例(37.90%),悪心・嘔吐1041例(20.73%),脱毛1221例(24.32%)等であった。また,急性白血病等の造血幹細胞移植の前治療における本剤の第2相臨床試験の安全性評価対象例67例中,主なものは悪心・嘔吐61例(91%),下痢,口内炎各42例(各63%),脱毛38例(57%)であった。
重大な副作用
再評価結果における安全性評価例の集計
添付文書
- 注射用エンドキサン100mg/注射用エンドキサン500mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4211401D1033_1_10/4211401D1033_1_10?view=body
[★]
- 英
- rhabdomyolysis
- 関
- 横紋筋
原因
- also see 研修医直御法度第5版 157
-
病態
- 筋から逸脱したミオグロビンが糸球体で濾過され尿細管へ → 原尿が酸性の条件下でミオグロビンは尿細管上皮を障害 → 急性尿細管壊死 → 腎性腎不全 (ICU.608)
症状
検査所見
- 筋逸脱酵素の上昇(ミオグロビン、クレアチニンキナーゼ、AST、LDH)
- 正常の5倍以上あるいは1,000U/LのCKは臨床研究では横紋筋融解を示唆するとされてきた。CK 15,000 U/Lを上回る場合胃、重要の横紋筋融解症とミオグロビン尿性腎不全のリスク上昇を示唆する。(ICU.608)
治療
- 原発疾患の治療
- 輸液:積極的な輸液がミオグロビン尿性腎不全の予防や進展抑制に繋がる(ICU.609)
- 重炭酸:尿のアルカリ化による尿細管障害の軽減効果は臨床的に証明されていない。
- ループ利尿薬・マニトール:有用性は証明されていない。
- 血液浄化療法:重症例で。腎障害の進展を防ぐために透析によりヘモグロビン、ミオグロビン、尿酸を透析に除去する目的での透析の使用は証明されていない。(参考2)
- 研修医直御法度症例帳 145
- 研修医直御法度第5版 157
- 1. 生理食塩水 200ml/hr 点滴静注 ← 尿量は4ml/kg/hr目指す
- 2. 炭酸水素ナトリウム 100mEq 点滴静注 ← まぜるの禁止 (メイロン)
- 3. ラシックス 40mg 静注 ← 十分に輸液した後
- 4. マンニトール 25g 点滴静注 ← 十分に輸液した後
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations, diagnosis, and causes of rhabdomyolysis - uptodate [1]
- 2. [charged] Prevention and treatment of heme pigment-induced acute kidney injury (acute renal failure) - uptodate [2]
[★]
- 英
- ritodrine
- 化
- 塩酸リトドリン ritodrine hydrochloride、リトドリン塩酸塩
- 商
- ウテメック、ウテメナール、ウテメリン(キッセイ)、ウテロトップ、ウテロン、ウルペティック、ピロスデン、リトドール、リトメリン、リメトラーク、リンドルフ、ルテオニン、レキサビン
- 関
- アドレナリン受容体
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
禁忌
- ウルペティック錠5mg
- 強度の子宮出血、子かん、前期破水例のうち子宮内感染を合併する症例、常位胎盤早期剥離、子宮内胎児死亡、その他妊娠の継続が危険と判断される患者[妊娠継続が危険と判断される。]
- 重篤な甲状腺機能亢進症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 重篤な高血圧症の患者[過度の昇圧が起こるおそれがある。]
- 重篤な心疾患の患者[心拍数増加等により症状が増悪するおそれがある。]
- 重篤な糖尿病の患者[過度の血糖上昇が起こるおそれがある。また、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることもある。]
- 重篤な肺高血圧症の患者[肺水腫が起こるおそれがある。]
- 妊娠16週未満の妊婦(「重要な基本的注意」の項参照)
- 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
副作用
- 頻脈:β1受容体にも若干agonistとして作用する → 禁忌も見る
- 高アミラーゼ血症、顆粒球減少、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇)
- 高血糖(β2受容体アゴニストとして作用するため、グリコーゲンが分解される ← インスリンについてはどうなの?
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2590004F1265_1_02/2590004F1265_1_02
[★]
- 英
- creatine kinase-MB creatine kinase MB CK-MB
- 同
- クレアチンキナーゼ-MB
- 関
- クレアチンキナーゼ CK CPK、クレアチンキナーゼアイソザイム
上昇する原因
- LAB.608
- 心筋に特異性が高い。
- 上昇し始めるのは3-4時間
- 正常化するのは3-7日
- LAB.608
- 心筋梗塞発作後4-8時間で上昇開始。24時間で最大(CK-MB/CKの40%程度まで)、3日間上昇を認める。
測定誤差
- 免疫阻害によるCK-MBを測定する方法を用いた場合、抗CK-M抗体でマクロCKを阻害することができず、正誤差を生じる。CKと免疫グロブリンが結合したマクロCK(type1)、ミトコンドリア由来の高分子型のマクロCK(type2)の存在によりCK-MB/CKが大きく見積もられる。
[★]
- 英
- creatine kinase CK
- 同
- クレアチンホスホキナーゼ creatine phosphokinase CPK, phosphokinase
- 関
- クレアチン
基準値
測定原理
- Oliver-Rosalki法
- クレアチンキナーゼの逆反応により生じたATPをNADPHの340nmにおける吸光度増加として測定する初速度測定法 (臨床検査法提要第32版 p.605)
- ATP + glucose ←(ヘキソキナーゼ)→glucose-6-phosphate + ADP
- glucose-6-phosphate + NADP+ ←(G-6-PD)→ 6-phosphogluconate + NADPH + H+
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[★]