アゾセミド
Japanese Journal
- 対話型遺伝的アルゴリズムを用いたメロディに対する伴奏生成システム
- 亀浦駿 ,長名優子
- 全国大会講演論文集 2012(1), 373-375, 2012-03-06
- … 提案システムでは、ダイアトニックコードを用いてコードの割り当てを行い、対話型遺伝的アルゴリズムを用いることでユーザの嗜好を反映した伴奏の生成を実現する。 …
- NAID 110009785178
- 足病変に対するペドーシック保存療法 (特集 足病変を『歩行』からアセスメントする)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ダイアート錠30mg
組成
- ダイアート錠30mgは、1錠中アゾセミド30mgを含有する製剤である。
添加物
- ステアリン酸Mg、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースCa、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、ケイ酸Mg、乳糖水和物、ヒプロメロース、酸化チタン、カルナウバロウ、及びマクロゴールを含有する。
禁忌
- 無尿の患者[本剤の効果が期待できない。]
- 肝性昏睡の患者[低カリウム血症によるアルカローシスの増悪により肝性昏睡が悪化するおそれがある。]
- 体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している患者[電解質異常を起こすおそれがある。]
- スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
ダイアート錠30mg
- 通常成人1日1回2錠(アゾセミドとして60mg)を経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
ダイアート錠60mg
- 通常成人1日1回1錠(アゾセミドとして60mg)を経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 進行した肝硬変症のある患者[肝性昏睡を誘発するおそれがある。]
- 重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮をきたし、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがある。]
- 肝疾患・肝機能障害のある患者[肝性昏睡を誘発するおそれがある。]
- 本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者[痛風発作を起こすことがある。糖尿病が悪化することがある。]
==
==== *下痢、嘔吐のある患者[電解質異常を起こすことがある。]
- 手術前の患者[1)昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させるおそれがある。2)ツボクラリン等の麻痺作用を増強するおそれがある。「相互作用」の項参照]
- セファロスポリン系抗生物質、アミノグリコシド系抗生物質、ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH、サリチル酸誘導体又は非ステロイド性消炎鎮痛剤の投与を受けている患者[「相互作用」の項参照]
- 減塩療法時の患者[低ナトリウム血症を起こすことがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 小児等[「小児等への投与」の項参照]
- 1.〜11.項は「副作用」の項参照
重大な副作用
電解質異常
- 低カリウム血症、低ナトリウム血症等の電解質異常があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アゾセミドは、腎尿細管、主としてヘンレ係蹄上行脚におけるNa、Clの再吸収を抑制し、利尿作用を発現した(ラット3)、イヌ4)、ヒト5))。また、抗ADH作用6)(in vitro)も認められた。
- 正常動物及び各種病態モデル(腎炎、腎不全、肝障害等)において用量反応関係のある著明な利尿作用が認められた(ラット)7)。
- 健康成人では経口投与後1時間以内に作用が発現し、9時間後まで持続した1)。
また浮腫患者においては12時間後まで作用が持続した8)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 2-Chloro-5-(1H-tetrazol-5-yl)-N4-(2-thenyl)sulfanilamide
分子式
分子量
融点
性状
- アゾセミドは、白色〜黄白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。光により徐々に黄色に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- loop diuretic, loop diuretics
- 関
- 利尿薬
- sodium-potassium-chloride symporter inhibitor
概念
種類 (SP.790)
作用機序
血清電解質の変化
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Na
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K
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Cl
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H
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Ca
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Mg
|
血清
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↓
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↓
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|
↓
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↓
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↓
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副作用
- GOO.752
- 過剰の投与によりナトリウムを喪失 → 低ナトリウム血症、細胞外液量減少 → 低血圧、GFR低下、循環虚脱、血栓塞栓の発生、(肝臓疾患が存在する場合)肝性脳症
- 過剰のナトリウムが遠位尿細管に到達する結果、(特にRAA系が体液喪失のために亢進していると)カリウムと水素イオンの排泄が亢進し、低Cl性アルカローシス(代謝性アシドーシス)を生じる。
- もともと体内にKが欠乏していれば、不整脈が誘発される。特に強心配糖体を摂取していれば顕著となる(ジギタリス中毒)。
- 骨粗鬆症を呈する閉経女性への投与は、骨代謝を悪化させうる。
- その他:耳毒性(難聴、眩暈、耳鳴)、高尿酸血症、高血糖、LDL上昇、TG上昇、HDL低下、皮疹、光過敏性、錯感覚、骨髄抑制、胃腸症状
禁忌
所属するループ利尿薬
等価量
- フロセミド 40mg
- アゾセミド 60mg
- トラセミド 8mg
臨床関連
[★]
- 英
- diuretic、diuretic drug
- 関
- 利尿、利尿薬
商品
[★]
- 英
- azosemide
- 商
- アゾセリック、ダイアート、ダイタリック
- 関
- 利尿薬、ループ利尿薬
- 健康成人では経口投与後1時間以内に作用が発現し、9時間後まで持続((株)三和化学研究所 社内資料(薬物動態に関する資料))。
- 浮腫患者においては12時間後まで作用が持続した(山田和生 他:基礎と臨床 18(9):4471,1984)。