トリアムシノロン
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- 科研製薬株式会社のトリシノロンクリーム0.1%(外皮用薬)、一般名トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 通常、1日2~3回適量を患部に塗ります。症状により適宜増減 ...
- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
トリシノロンゲル0.1%
組成
有効成分
- 1g中に日本薬局方トリアムシノロンアセトニド1mgを含有する。
添加物
- クロタミトン、プロピレングリコール、エデト酸ナトリウム水和物、カルボキシビニルポリマー、pH調節剤
禁忌
- 次の場合には使用しないこと
- 皮膚結核、単純疱疹、水痘、帯状疱疹、種痘疹
[副腎皮質ステロイドは免疫機能を抑制するため感染症を増悪させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
[副腎皮質ステロイドの血管新生及び肉芽増殖に対する抑制作用により上皮化が抑制され、鼓膜穿孔が拡大したり自然閉鎖が阻害されるおそれがある。]
- 潰瘍 (ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷
[副腎皮質ステロイドの血管新生及び肉芽増殖に対する抑制作用により上皮化が抑制されるおそれがある。熱傷・凍傷については真皮に障害の及ぶ第2度以上を禁忌としている。ベーチェット病については副腎皮質ステロイド剤の使用が必要な場合もあるため除いている。]
効能または効果
- 湿疹・皮膚炎群 (進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)
皮膚そう痒症、痒疹群 (蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)
虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症
紅斑症 (多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)
紅皮症 (悪性リンパ腫による紅皮症を含む)
皮膚粘膜症候群 (ベーチェット病を含む)
薬疹・中毒疹
円形脱毛症 (悪性を含む)
熱傷 (瘢痕、ケロイドを含む)、凍瘡
天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎 (類天疱瘡を含む)
扁平苔癬、毛孔性紅色粃糠疹
- 通常1日2〜3回適量を患部に塗布する。なお症状により適宜増減する。
薬効薬理
トリシノロンゲル0.1%
- 本剤の血管収縮反応試験での組織への透過性は、ワセリン基剤の約16倍である。1)
トリシノロンクリーム0.1%
- 本剤の血管収縮反応試験での組織への透過性は、ワセリン基剤の50〜250倍である。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- トリアムシノロンアセトニド (Triamcinolone Acetonide)
化学名:
- 9-Fluoro-11β, 21-dihydroxy-16α, 17-(1-methylethylidenedioxy) pregna-1, 4-diene-3, 20-dione
分子式:
分子量:
- 434.50
- トリアムシノロンアセトニドは白色の結晶性の粉末である。
アセトン又は1,4−ジオキサンにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点:約290℃(分解)
結晶多形が認められる。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- triamcinolone Tr
- ラ
- triamcinolonum
- 同
- フルオキシプレドニゾロン fluoxyprednisolone
- 化
- トリアムシノロンアセトニド triamcinolone acetonide
- 商
- ケナコルト、レダコート、マキュエイド、Nasacort
- (口腔内用)アフタシール、アフタッチ、オルテクサー、トリシノロンゲル、トリシノロンクリーム、ワプロン、ケナログ、ノギロン
- 関
- 副腎ホルモン剤
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類