- 英
- neonate
- 同
- 新産児 newborn
- 関
- 胎児 fetus,乳児 infant
- neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant
定義
- 早期新生児期:出生後1週未満
- 後期新生児期:7日から28日未満
出生後にみとめられるもの
- 098G051
- 吸啜反射:出生時より
- 胎便:出生直後-3日頃
- 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク ← 出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
- 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
- 臍帯の脱落:出生後5-7日
解剖
生理
腎機能
免疫
- 細胞性免疫>液性免疫
- 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
- 出生後5ヶ月で消失
血液
- Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
- Hb:17-19g/dL
- 白血球:9,000-30,000/mm3
- 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)
身体所見
身体の大きさ
- QB.P-329
- 前後径、肩幅:11cm
- 大横径、小斜径、殿幅:9cm
- 体重:3300g
- 頭囲:33cm
- 胸囲:33cm
呼吸器
- SPE.78
- 腹式呼吸
- 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
- 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。
経過観察できる所見
- QB.O-76改変
診察箇所と疑われる疾患
- SPE.77
出生体重による分類
- 高出生体重児 high birth weight infant
- 巨大児 giant baby : 4000g以上
- 超巨大児 exceptionally large baby : 4500g以上
- 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
- 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
- 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
- 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満
身長、体重による区分
- SPE.48
- 日本での定義/体重のみで評価
- light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
- apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
- heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
- 参考1
- 体重による評価
- light for date LFD
- appropriate for date AFD
- hearve for date
- 参考1
- 身長と体重による評価
- small for date SFD / small for gestational age SGA
- large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?
成熟新生児の身体所見
- 参考2 G10.M235 SPE.78 など
- 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
- 産瘤(経腟分娩による場合)
- 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
- 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
- 頭髪の長さは2cm前後
- 耳介の巻き込み
- 面疱は鼻に限局
- うぶ毛は背中、肩甲部に限局 ← 未成熟の場合、うぶ毛は多い
- 皮膚は厚く、血管は透けない
- 足底にしわを認める ← 未成熟の場合、しわは少ない
- 四肢に浮腫を認めない
- 関節屈曲部に胎脂が残る
新生児と疾患
在胎週数と疾患
参考
- 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
- http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55
国試
WordNet
- an unborn or unhatched vertebrate in the later stages of development showing the main recognizable features of the mature animal (同)foetus
PrepTutorEJDIC
- (1歳未満の)『乳児』,乳飲み子 / 《英》(普通7歳未満の)学童 / 未成年者 / 幼児の,幼児用の / 始めたばかりの,初期の
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/25 21:30:30」(JST)
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|
この項目では、新生児・乳児について説明しています。Babyのその他の用法については「ベイビー」をご覧ください。 |
赤ちゃん(あかちゃん)は、産まれたばかりの子供のこと。赤子(あかご)、赤ん坊(あかんぼう)とも言う。なお、人間以外の動物にも「赤ちゃん」が用いられることがしばしばある。種にもよるが、生存のために援助を必要とする弱い存在である。多くの種で赤ちゃんは愛らしい外見をしており、これは援助を受けやすくするために有利な形質なのではないかとの解釈もある。
以下、本稿では人間の赤ちゃんについて解説する。
母子保健法は、出生からの経過期間によって、「赤ちゃん」を次のように定義する。
- 新生児:出生後28日未満の乳児
- 乳児:一歳に満たない子供
なお、新生児の中でも出生後7日未満の乳児を特に「早期新生児」と呼ぶこともある。また、生まれて間もない赤ちゃんのことを嬰児(えいじ、みどりご)と呼ぶこともある。
「赤ちゃん」の語源は、新生児が多血症気味となり、皮膚色が赤く見えることにある。これは、分娩の際に陣痛の圧力で胎盤内の血液が新生児の体内へ絞り出されるためである。
目次
- 1 新生児
- 2 赤ちゃんの成長と発達
- 3 関連項目
新生児
詳細は「新生児学」を参照
詳細は「分娩」を参照
未熟児は医師の管理の許、うつぶせ寝をさせられている場合がある。しかし通常、新生児はまだ自分で寝返りをすることができず、赤ちゃんのうつぶせ寝は口の周りにある物や吐しゃ物が口に入り窒息する恐れがある。また、乳幼児突然死症候群 (SIDS) の原因という説もある。従って現在、家庭ではあまり薦められていない。
定義
新生児とは、産んで生日を0日と数えた場合に、生後0日から28日未満の児のことである。ちなみに生後7日未満の児のことを早期新生児という。 この定義は、(一応は)早産児や未熟児の場合にもそのまま適用される。
特徴
胎児は母の胎内の子宮で、生存・発育に必要な栄養や酸素のすべてを胎盤・臍帯からの供給に依存している。一方、胎児が出生して新生児となった瞬間から、自力で呼吸し、栄養を摂取しなければ生存することもできない。このような大きな生存条件(または『ライフスタイル』)の変化は、新生児期を過ぎて後は一生(死亡するそのときを除けば)経験することはない。
新生児の全身が黄色く染まるのを、新生児黄疸といい、約9割の子供に現れる。これは胎児性の赤血球が壊されるために起きる。
このほか、自力での免疫が著しく未完成である一方で母体からの移行抗体が存在することや、神経が未発達であるゆえに疾病に罹患しても特異的な症状を発見しにくいこと、多くの先天性疾患が発見される時期であることなど、医学上では新生児期は極めて特異な時期であるといえる。医学の中で新生児期については新生児学でとり扱われ、医療の分野としては新生児科または未熟児科が相当し、新生児特定集中治療室 (NICU) にて実際の医療が行われる。
生まれて間も無い新生児が、自然と笑顔(のように見える表情)をつくることを新生児微笑(または生理的微笑)と言う。笑顔をつくる理由については不明であるが、母親など世話をする周囲の人間の情緒に働きかける効果があるともいわれる。チンパンジーにも新生児微笑があることが確認されている。
赤ちゃんの成長と発達
詳細は「小児科学」を参照
- 生後半年程度までは、母乳(あるいは粉ミルク)を飲んで育つ。
- 発達の段階には個人差があるが、半年位になるとお座りをするようになり、また、この頃には離乳食を与え始め、母乳からの切り替えを始める。
- お座りの次にずりばい(両手を体の下について手だけで移動すること)をし始め、次第にハイハイをするようになる。ハイハイはやらないで先につかまり立ちをすることもある。
- 1歳未満の乳児は消化器官が未発達のため、蜂蜜を与えると食中毒を起こす危険がある(蜂蜜にはボツリヌス菌が入っていて、それが赤ちゃんが食中毒を起こす原因になる)。
- 1歳頃には、壁などにつかまって歩き始めるようになる。
- 1歳半~2歳頃には、母乳と離乳食を与えるのをやめ、幼児向けの食事(幼児食)に切り替える。また、この頃には言葉を覚え始める。おむつを外し、トイレのしつけ(トイレトレーニング)も始める時期であろう。
関連項目
|
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育児関連
- 育児
- おむつ
- 母乳
- 粉ミルク - 哺乳瓶
- 離乳食
- 乳母車
- いないいないばあ
- 産着
- おしゃぶり
- 喃語
その他
- 乳幼児健康診査
- 乳幼児突然死症候群 (SIDS)
- 新生児一過性多呼吸
- 揺さぶられっ子症候群
- アプガースコア
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- 産科学
- 赤ちゃんポスト
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- 新生児取り違え
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Japanese Journal
- NICUからの退院 : 新生児退院調整看護師の役割と退院調整加算の現状と課題 (特集 小児看護と診療報酬 : 知識を身につけて実践に生かそう!) -- (子どものケアにかかわる診療報酬の実際)
- 臨床研究・症例報告 新生児高マグネシウム血症例の検討
- 「受け入れ不能」は改善 子どもの命を救え! 新生児医療次の課題 (特集 医療危機) -- (医師不足のいま)
- 検査値から何がわかる? 臍帯血ガスドリル(第19回)症例 : 新生児仮死
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[★]
- 生後20日の新生児。甲状腺機能異常を指摘され来院した。在胎41週、出生体重3,320g、Apgarスコア9点(1分)。母親は生来健康である。生後5日の新生児マススクリーニングで異常を指摘され、生後12日に産科で再検査を受けた。TSH 12.0μl(基準0.2~4.0)、FT4 1.5ng/dl(基準0.8~2.2)であったため小児科を紹介された。臍ヘルニアは認めず、便秘もない。四肢の運動は活発である。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I001]←[国試_100]→[100I003]
[★]
- 生後3日の新生児。在胎39週、 2,980gで出生した。心拍数108/分、整。呼吸数42/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。内眼角贅皮、瞼裂斜上、小さい鼻根および巨舌を認める。筋緊張が低下している。両親は「Down症候群の疑いがあります」とだけ説明を受けている。
- まず行うべき対応として適切なのはどれか。
- a 合併症について説明する。
- b 患者会の連絡先を伝える。
- c 両親の染色体検査を行う。
- d 両親が何を心配しているかを聞く。
- e 次回の妊娠時に出生前診断を行うよう勧める。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D021]←[国試_106]→[106D023]
[★]
- 生後4日の新生児。在胎40週、 2,960gで出生した。生後24時間は胎便排泄がなかったため、グリセリン浣腸を行ったところ、暗緑色の胎便が排出された。その後、移行便の排泄がなく、次第に腹部が膨隆してきた。昨日から胆汁性の嘔吐を認めるようになった。腹部エックス線写真(別冊No. 24)を別に示す。
- 診断に有用なのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D054]←[国試_106]→[106D056]
[★]
- 生後0日の新生児。在胎32週3日、 2,060gで出生した。 Apgarスコアは7点(1分)、 8点(5分)であった。出生後4時間で無呼吸が出現した。心拍数136/分。呼吸数20/分。 SpO2 97%(roomair)。体動は弱い。看護師によると、間欠的に手足を突っ張るような発作があるという。
- まず行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I075]←[国試_106]→[106I077]
[★]
- 生後10日の新生児。黄疸を主訴に入院している。在胎39週3日、体重2,950gで出生した。出生後の血清ビリルビン値の変動を表に示す。
- a. 出生当日の直接ビリルビン値
- b. 出後2日の総ビリルビン値
- c. 出後5日の総ビリルビン値
- d. 出後10日の総ビリルビン値
- e. 出後10日の直接ビリルビン値
[正答]
※国試ナビ4※ [102B048]←[国試_102]→[102B050]
[★]
- 生後2時間の新生児。在胎39週4日、出生時体重は3,056gである。出生5分後のApgarスコアは10点。体動は良好、泣き声も大きく身体所見に異常を認めない。
- この児に認められる呼吸はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E042]←[国試_107]→[107E044]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108B010]←[国試_108]→[108B012]
[★]
- 生後 1日の新生児。在胎 39週、 2,980 gで出生した。生後 12時間から黄疸が目立つようになり、生後 22時間における血清総ビリルビン値は 20.4 mg/dl(基準 12以下 )であった。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108G043]←[国試_108]→[108G045]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G010]←[国試_108]→[108G012]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108E010]←[国試_108]→[108E012]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105G012]←[国試_105]→[105G014]
[★]
- 生後16時間の新生児。在胎28週0日、体重1,220gで出生した。 Apgarスコア7点(1分)、 8点(5分)。多呼吸とチアノーゼとをきたしている。
- 他に認められる可能性が高いのはどれか。 3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106B047]←[国試_106]→[106B049]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G027]←[国試_098]→[098G029]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106D060]←[国試_106]→[106E002]
[★]
- a. 6頭身である。
- b. 大泉門は生後7日で閉鎖する。
- c. Moro反射は両側性に出現する。
- d. 体温は環境による影響を受けやすい。
- e. 動脈管は呼吸開始とともに閉鎖する。
[正答]
※国試ナビ4※ [101B052]←[国試_101]→[101B054]
[★]
- a. 発癌性を持つ。
- b. タバコの煙に含まれる。
- c. DNAを直接損傷する。
- d. 母乳を介して新生児に移行する。
- e. 環境中の濃度は法律で規制されている。
[正答]
※国試ナビ4※ [099D033]←[国試_099]→[099D035]
[★]
- 在胎32過、頭位分娩で出生した新生児に合併しやすいのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A012]←[国試_104]→[104A014]
[★]
- 正常新生児において自発的な動きのなかで観察できる反射はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E015]←[国試_105]→[105E017]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B083]←[国試_101]→[101B085]
[★]
- a 左室拍出量
- b 肺血管抵抗
- c 肺静脈還流量
- d 大動脈拡張期血圧
- e 大動脈血酸素飽和度
[正答]
※国試ナビ4※ [106G027]←[国試_106]→[106G029]
[★]
- 英
- vital sign VS
- 同
- 生命徴候
- BT BP PR RR consciousness
年齢別の脈拍、呼吸数、血圧
- SPE.50
|
脈拍数
|
呼吸数
|
高血圧基準値
|
収縮期血圧
|
拡張期血圧
|
新生児
|
120
|
40~50
|
|
乳児
|
120
|
30~40
|
110
|
70
|
幼児
|
90
|
20~30
|
120
|
70
|
学童
|
80
|
18~20
|
130
|
80
|
中高生
|
70
|
16~18
|
140
|
85
|
|
新生児
|
乳児(1歳)
|
|
心拍数
|
120~160
|
100~130
|
/分
|
呼吸数
|
30~50
|
20~40
|
/分
|
体重
|
3.1
|
9.3
|
kg
|
身長
|
50
|
75
|
cm
|
頭囲
|
33
|
46
|
cm
|
胸囲
|
33
|
46
|
cm
|
血圧
|
70/40
|
95/50
|
mmHg
|
体温
|
37℃
|
|
|
PALS AHAガイドライン2010年準拠
心拍数(HR)
|
心拍数(/min)
|
年齢
|
覚醒時
|
平均
|
睡眠時
|
<生後3ヶ月
|
85~205
|
140
|
80~160
|
3ヶ月~2歳
|
100~190
|
130
|
75~160
|
2~10歳
|
60~140
|
80
|
60~90
|
>10歳
|
60~100
|
75
|
50~90
|
呼吸数(RR)
年齢
|
呼吸数(/min)
|
乳児
|
(<1歳)
|
30~60
|
幼児
|
(1~3歳)
|
24~40
|
就学前小児
|
(4~5歳)
|
22~34
|
学童
|
(6~12歳)
|
18~30
|
思春期
|
(13~18歳)
|
12~16
|
血圧(BP)
年齢
|
血圧(mmHg)
|
満期産新生児
|
(0~28日)
|
<60
|
乳児
|
(1~12ヶ月)
|
<70
|
小児
|
(1~10歳)
|
<70+(年齢×2)
|
(10歳~)
|
<90
|
[★]
- 英
- hypothermia,low body temperature , low temperature
- 関
概念
分類
原因
- 1. 治療上、故意の低体温 → 神経的予後改善、脳神経手術など
- 2. 偶発性低体温
- 1-1. 一次性偶発性低体温:基礎疾患がない人が寒冷に暴露
- 1-2. 二次性偶発性低体温:重篤な基礎疾患に合併して起こる低体温 → 重篤
重症度
- SQ.497
- 軽度 :32-35℃
- 中等度:28-32℃
- 重度 :28℃未満
リスクファクター
- HIM.135
症状
(HIM.136)
|
中枢神経系
|
心臓血管系
|
呼吸器
|
腎臓&内分泌
|
神経筋肉
|
軽度 35-32.2℃
|
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression) ・健忘 ・感情鈍麻 ・判断の誤り ・不適応な行動
|
・頻脈の後に次第に徐脈 ・心周期の延長 ・血管収縮 ・心拍出量の増加 ・血圧の上昇
|
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少 ・酸素消費量の減少 ・気管支漏 ・気管支攣縮
|
・利尿 ・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う) ・戦慄による代謝の増加
|
・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少 ・increased preshivering muscle tone, then fatiguing
|
中等度 32.2-28.0℃
|
・EEGの異常 ・意識レベルの進行的な低下(progressive depression) ・瞳孔散大 ・逆説的脱衣(paradoxical undressing) ・幻視
|
・脈拍数と心拍出量の進行性の減少 ・心房や心室の不整脈の増加 ・低体温を示唆するECG(J波)
|
・低換気 ・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する ・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失
|
・腎血流量50%増加 ・腎自己調整能は保たれる ・インスリン作用の低下
|
・反射低下 ・戦慄による熱産生の減少 ・固縮
|
重度 <28℃
|
・脳血管の自己調節能の喪失 ・脳血流量の減少 ・昏睡 ・眼反射(ocular reflex)の喪失 ・EEGの進行的な低下(decrease)
|
・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少 ・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia) ・心室細動の最大リスク ・心停止
|
・肺鬱血と肺水腫 ・酸素消費量75%減少 ・無呼吸
|
・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少 ・極度の乏尿 ・(体温の?)変温性
|
・不動 ・神経伝導速度の低下 ・末梢の反射消失 ・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失
|
ICU.615
重症度
|
体温
|
臨床症状
|
軽度
|
32-35℃
|
錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈
|
中等度
|
28-31.8℃
|
嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少
|
重度
|
<28℃
|
睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿
|
重篤
|
<25℃
|
呼吸停止、心停止
|
心電図
- ECGP.187
治療
- 軽度低体温 :表面加温法(適切な室内温度、衣服の除去、毛布)
- 中等度低体温:表面加温法(電気毛布、温水ブランケット、赤外線ヒーター、ウォームマット)
- 高度低体温 :中心加温法による急速加温 → 以前は末梢血管が拡張、代謝の急激な変動により冷たい血液が心臓に流れ込み心室細動を誘発するリスクがあったため緩徐加温としていたが、それでも死亡率は高かった。このため急速加温する事になっている。
参考
- まとまっている。
- http://handbook.muh.ie/trauma/Environmental/hypothermia.html
[★]
- 英
- pulse
- 同
- 脈
- 関
- 脈拍数
大きさ
- 脈拍の大きさ:収縮期と拡張期の間の動脈壁の動きの幅 → 脈圧を反映
1. 大脈(large pulse)
2. 小脈(small pulse)
速さ
- 動脈壁が上下に動く速さ → 血圧の上昇、下降の急峻さを反映
- 速脈---大脈で、遅脈---小脈
その他
1. 二峰性脈(double apical pulse)
- 脈拍の大きさが交互に変化する
- 心筋梗塞や心筋炎など心筋障害があるときにみられる。
- 心拍出量が一定しない重症心不全の徴候
呼吸による変化
- (吸気時)拍出量が減る → 駆出時間短縮 → 脈拍の間隔短縮 → 脈拍↑
- (II音のページより)吸気時には、肺静脈が拡張 → 左房・左室への血液還流量が減少 → 左室を充満する血液量減少 → 一回拍出量減少 → 駆出時間の短縮 → A弁の開放時間が短縮
成長と脈拍(SPE.50)
[★]
- 英
- fetus
- 関
- 胎児の発生
成長
- およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
- 25週: 750g
- 30週:1500g
- 35週:2000g ←だいたい2200gだけど
- 40週:3000g
- 25週から5週間で2倍、30週から10週で2倍
循環器
- 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)
感覚系
- 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)
聴覚
- 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
- 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)
胎児の成長
- G10M.6改変
妊娠月数 (月)
|
妊娠週数 (週)
|
胎児のイベント
|
1
|
2
|
肺胞期に着床(受精後6日後)
|
2
|
5
|
中枢神経系、心臓形成開始
|
6
|
肺形成開始
|
7
|
胚形成、胎盤形成開始
|
3
|
9
|
胎児心拍最速(170-180bpm)
|
10
|
躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能
|
11
|
外陰の性差が決まる(が超音波では分からない)
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4
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12
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排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。
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15
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胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。
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5
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16
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嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある?
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17
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外陰の性差が超音波で観察可能
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18
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胎動を感ずる(18-20週)
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6
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20
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肺サーファクタント産生開始
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7
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26
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肺の構造完成
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8
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28
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肺サーファクタント増加
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9
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34
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胚が成熟、腎の発生完了
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国試
[★]
- 英
- respiratory frequency, respiratory rate RR, f
- 関
- 呼吸
正常の呼吸
- 出典不明
- 乳児:40回/分
- 幼児:30回/分
- 学童:30回/分以下
- 成人:15-20回/分 10-15回/分(医学事典)
SPE.376
- /分
- 新生児:29-32
- 乳児 :22-28
- 幼児 :20-28
- 学童 :18-20
- 成人 :16-18
出典不明
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呼吸数(回/分)
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脈拍数(回/分)
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脈拍数/呼吸数比
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新生児
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40~50
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120
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2.4~3.0
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乳児
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30~40
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120
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3.0~4.0
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幼児
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20~30
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90
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3.0~4.5
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学童
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18~20
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80
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4.0~4.4
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成人
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16~18
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70
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3.9~4.4
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診断基準における呼吸数
[★]
- 関
- 新生児慢性肺疾患
- 先天奇形を除く肺の異常により酸素投与を必要とするような呼吸窮迫症状が新生児期に始まり、日齢28日を超えて続くようなもの
[★]
- 英
- high-risk neonate, high risk infant
- 同
- ハイリスクベビー high risk baby
[★]
- 英
- neonatal transient hypoparathyroidism
- 関
- 新生児一過性副甲状腺機能低下症
[★]
- 英
- neonatal diabetes mellitus