- 英
- J wave
- 関
- 早期再分極症候群、低体温
- QRSとSTの接合部(junctional point, J点)に存在。QRSの下行脚または終末部に存在するスラーまたはノッチ。(心電図の読み方パーフェクトマニュアル.44)
- 早期再分極症候群ではV4, V5において最大。上の凹のST上昇(盆状の上方凹のST上昇)が認められうる。運動負荷で消失。
- 低体温では上に凸のJ点と上に凸のST上昇が認められる。
WordNet
- the 10th letter of the Roman alphabet (同)j
PrepTutorEJDIC
- (連続するものの)10番目,第10番のもの
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 心電図リテラシーQ&A J波とはどのような波形ですか,またどのような病態と関連しますか?
- 症例報告 低体温,糖尿病性ケトアシドーシス,高カリウム血症となり著明なJ波増高を来たした2型糖尿病の一例
Related Links
- Brugada症候群の心電図上の最も重要な所見はJ波の出現・顕著化とST上昇であることが明らかになりました。それでは、J波(J-wave)とは一体何でしょうか? 低体温時に、QRS波とST起始部との間にやや鈍な陽性波が出現することは ...
- J波症候群 J波症候群・早期再分極症候群(臨床研究) 従来より早期再分極は心電図のQRS-ST接合部(J点)の上昇として認識され、若年男性に多く見られる正常亜型として扱われてきました。ところが近年、QRS波の終末にあるJ波が ...
- 96 ・ CIRCULATION 2012/6 Vol.2 No.6 特集 循環器医の鑑別力アップ 心電図活用術 月刊循環器 2012/6 Vol.2 No.6 ・ 97 J波症候群と心電図による突然死リスク評価 12 常がST上昇を伴った著明なJ波であったことを報告し て以来,J波の ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104B008]←[国試_104]→[104B010]
[★]
- 英
- hypothermia,low body temperature , low temperature
- 関
概念
分類
原因
- 1. 治療上、故意の低体温 → 神経的予後改善、脳神経手術など
- 2. 偶発性低体温
- 1-1. 一次性偶発性低体温:基礎疾患がない人が寒冷に暴露
- 1-2. 二次性偶発性低体温:重篤な基礎疾患に合併して起こる低体温 → 重篤
重症度
- SQ.497
- 軽度 :32-35℃
- 中等度:28-32℃
- 重度 :28℃未満
リスクファクター
- HIM.135
症状
(HIM.136)
|
中枢神経系
|
心臓血管系
|
呼吸器
|
腎臓&内分泌
|
神経筋肉
|
軽度 35-32.2℃
|
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression) ・健忘 ・感情鈍麻 ・判断の誤り ・不適応な行動
|
・頻脈の後に次第に徐脈 ・心周期の延長 ・血管収縮 ・心拍出量の増加 ・血圧の上昇
|
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少 ・酸素消費量の減少 ・気管支漏 ・気管支攣縮
|
・利尿 ・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う) ・戦慄による代謝の増加
|
・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少 ・increased preshivering muscle tone, then fatiguing
|
中等度 32.2-28.0℃
|
・EEGの異常 ・意識レベルの進行的な低下(progressive depression) ・瞳孔散大 ・逆説的脱衣(paradoxical undressing) ・幻視
|
・脈拍数と心拍出量の進行性の減少 ・心房や心室の不整脈の増加 ・低体温を示唆するECG(J波)
|
・低換気 ・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する ・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失
|
・腎血流量50%増加 ・腎自己調整能は保たれる ・インスリン作用の低下
|
・反射低下 ・戦慄による熱産生の減少 ・固縮
|
重度 <28℃
|
・脳血管の自己調節能の喪失 ・脳血流量の減少 ・昏睡 ・眼反射(ocular reflex)の喪失 ・EEGの進行的な低下(decrease)
|
・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少 ・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia) ・心室細動の最大リスク ・心停止
|
・肺鬱血と肺水腫 ・酸素消費量75%減少 ・無呼吸
|
・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少 ・極度の乏尿 ・(体温の?)変温性
|
・不動 ・神経伝導速度の低下 ・末梢の反射消失 ・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失
|
ICU.615
重症度
|
体温
|
臨床症状
|
軽度
|
32-35℃
|
錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈
|
中等度
|
28-31.8℃
|
嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少
|
重度
|
<28℃
|
睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿
|
重篤
|
<25℃
|
呼吸停止、心停止
|
心電図
- ECGP.187
治療
- 軽度低体温 :表面加温法(適切な室内温度、衣服の除去、毛布)
- 中等度低体温:表面加温法(電気毛布、温水ブランケット、赤外線ヒーター、ウォームマット)
- 高度低体温 :中心加温法による急速加温 → 以前は末梢血管が拡張、代謝の急激な変動により冷たい血液が心臓に流れ込み心室細動を誘発するリスクがあったため緩徐加温としていたが、それでも死亡率は高かった。このため急速加温する事になっている。
参考
- まとまっている。
- http://handbook.muh.ie/trauma/Environmental/hypothermia.html
[★]
- 英
- early repolarization_syndrome
- 関
- J波 J wave
[★]
- 関
- joule